歳時記生活―旧暦のある暮らし―

旧暦のある暮らしに憧れて…二十四節季・七十二候を少し感じながら毎日過ごしてみたいと思います

花桃

二十四節気清明の初候

玄鳥至(つばめきたる)

 

毎年楽しみにしている花

向かいの農家のお庭に咲く

花桃


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こぼれんばかり、満開です

 

花桃は観賞用に改良された桃

実は小さく食べられません

花がとってもたくさんでキレイです

 

良くみると1本の木にピンクと白の花が咲いています


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道行く人が足を止めて花桃を見ています

コヤギの木でもないのだけど、うれしくて

「そうでしょ、そうでしょ、キレイでしょ」

内心自慢です

ときには花を見ている人に解説したり

「きれいですね」なんて会話したり

 

ひとりで見てもきれいなんですが

誰かと一緒に見ると何倍もきれい

 

花だけじゃなく、なんでもそうですね

 

お花見

二十四節気清明

七二候は玄鳥至(つばめきたる)

 

今日はお花見に行きました

前々から夫と休みを合わせて計画

うーん、なんか風が強いです

でも週末は雨の予報だし、今日しかない…

 

桜を見るのも今の慌ただしい時代には至難の技です

 

自転車で多摩川近くの秘密の場所へ

桜がたくさんあるのに、なぜか人がいないんです

毎年ここに来て、桜を見ながらお弁当を食べるだけですがとっても楽しみなんです

 

朝からお弁当作り


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これも桜の下でおいしいビールを飲むため

早起きして頑張ります

レシピは大好きな「茅乃舎だし」の春の御料理読本から

いつもセンスあるレシピ、参考にしています

 

肝心の桜は


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6、7分咲きでした

うーん、残念

 

なかなかグッドタイミングで見られない

会えないままさようなら、なんてことも…

だからこそ、みんなが熱狂し恋い焦がれる

 

来週の休みまで待っててくれないかな

もう1回会いに行くね

 

 

大根の花

本日より二十四節気

清明(せいめい)

万物すべてが清らかで生き生きするころ

七二候は玄鳥至(つばめきたる)

 

すがすがしく明るい空気に満ちあふれ、生命が輝く季節の到来です

 

まさにそんなものを発見


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力強く伸びている大根の花

 

畑でほったらかしにされている大根から、勢い良く白い花が咲いています

本来花が咲く前に収穫される大根

花が咲いたら「ス」が入って美味しくないそうです

 

生産緑地農園」という一応形は畑

でもほとんど空き地状態、というものも少なくありません

おあいそで植えられた野菜も、収穫されずほったらかし

 

食べられることなく一生を終える大根がなんだかかわいそう

 

でも大根はそんなこと気にもせず、伸び伸びいきいきと咲いています

大根の気持ちは大根にしか分かりませんが

なんだか今を楽しんでいるみたい

 

明るい日射しを浴びてキラキラ輝いています

 

 

 

 

 

 

花冷え

春分の末候

雷乃発声(かみなりすなわちこえをはっす)

 

夏のイメージの雷ですが、春に鳴るものを「春雷」と呼ぶそうです

冬ごもりの虫を起こす「虫だしの雷」とも。

 

おとといから昨日は冷たい雨でした

この時期の梅雨、菜種梅雨です

期待した雷は鳴りませんでした

 

今日は晴れですが、花冷えの一日

桜が咲く頃、一時的に寒さが戻ることを花冷えといいます

 

寒いのもうイヤ

でもこれも春のしるしと思えばいいのね

 

駅前の桜


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一分咲きってとこでしょうか?

桜も花冷えで停滞中

 

 

 

 

うぐいす初音

春分 昨日から七二候は

雷乃発声(かみなりすなわちこえをはっす)

春の雷が鳴り出す頃

 

桜を見に神社へ

おとといまで全然咲いてなかったのに

もうチラホラ咲き始めています


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桜は本当にあっという間に咲きますね

 

ホーホケキョ

 

うぐいすです!

今年初めて、うぐいすの初音です

 七二候の「うぐいすなく」は2月初めでした

コヤギ地方では毎年今頃、うぐいすが鳴き始めます

木を見上げます

でもうぐいすの姿は見えません

 

ホーホケキョ

澄みわたって響く美しい声

いつまでも聞いていたい春の声

 

 

 

 

 

 

 

桜つぼみの雨

二十四節気春分

七二候は桜始開(さくらはじめてひらく)

 

近くの神社へお散歩

ここには桜の老木があります

どの位咲いてるかな?

まだ全然咲いていません

 

ポツリポツリ

「あれ、雨?」

ポツポツポツ

雨かと思ったら桜のつぼみが降ってきました

上を見ると…


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鳥がいっぱい!

 

ポツポツポツポツ

鳥がつぼみを落としています

ポツポツポツポツポツ  ポツポツポツ

 

桜のつぼみの雨

 

下を見たらたくさんのつぼみが…


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調べてみると「うそ」という桜のつぼみを食べる鳥

 

あんまり食べられたら、桜の花がなくなっちゃう

少しうらめしく上を見ます

でももう鳥達はいません

あっという間の出来事

 

桜を楽しみにしているのは鳥も人間も同じ…

「うそ」はそれを知っているかのよう 

全部食べないで残してくれています

 

ありがとう

今年も一緒に桜を楽しもうね

 

 

 

 

 

 

 

菜種梅雨

ただいま春分の次候

桜始開(さくらはじめてひらく)

昨日から冷たい雨、真冬に逆もどり

早朝東京でもみぞれが降りました

 

天気予報で「菜種梅雨」というのを知りました

3月下旬から4月上旬に降り続く長雨のこと

ちょうど菜の花(菜種)が咲く時期なのでそう呼ばれているそうです


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梅雨の前に梅雨があったんですね

もう春だな、と思って冬物コートを閉まったとたん冷たい雨

菜種梅雨

これが続くと名残雪なんてことにもなるそうです

 

寒くなってガッカリしていましたが、これも春の合図だと思うとウキウキに変わりました

桜にとってもめぐみの雨ですね