葭の話
春の最後の節気、穀雨
この時期の雨は田畑を潤し、穀物の成長を助けることから「穀雨」
今日はまさに夕方から穀雨
雨は嫌だけど、春のしるし
そう思うと少しうれしい
七二候は葭始生(あしはじめてしょうず)
あし?あまりピンとこないので調べました
葭(あし、よし)
稲科の多年草、水辺に生える
高さは2メートル以上にもなり秋に穂が成る
これで作ったすだれを「よしず」という
おもしろいのは名前が「あし」と「よし」と二つあること
昔はあしと呼ばれていたあし
しかし、あしは→悪しのように連想させるので「よし」にしてあげたみたいです
名前を変えてもあしはあしなんだけど…
気持ち良くあしを見ることが出来るなら、ま、いっか…
人間のそんな気持ちも知らず、あし&よしはすくすく育っているのでしょう
ケナリの花
二十四節気は本日より
穀雨
七二候は葭始生(あしはじめてしょうず)
引き続き韓国ソウル旅行中のコヤギ
1日めの記事はこちら
タクシーの中から外を見ていると黄色の花が
写真が上手く撮れなかったので画像を探しましたが、まさにこんな感じ
漢江(ハンガン)沿いや道路脇にもたくさん
調べてみるとレンギョウの花
韓国語でケナリ
ツツジとともに韓国では春の花の代表
強くたくましいので山にはたくさん自生しているそうです
冬が寒く厳しい韓国
長い冬の終わりを黄色のケナリが一斉に告げてくれます
黄色は韓国の春の色なのかもしれません
韓国グルメの紹介
昨夜はホルモン焼き(ヤンコプチャン)
韓国の友人につれていってもらいました
炭火で焼いたホルモンは格別
韓国人が好きな爆弾酒
ビールと焼酎を混ぜて飲みます
友人いわく早く酔っぱらいたいからだそう?
謎な飲み物ですがこれまたいけます
しめはホルモンの焼き飯
これでソジュ(焼酎)5本はいける位おいしい
韓国を満喫中のコヤギです
お墓参り
虹始見(にじはじめてあらわる)
昨日今日は春らしいポカポカとした陽気
お墓参りに行きました
場所は一応東京都
里山の雰囲気が残る山あいです
お彼岸もとうに過ぎているからひっそり
ここだけ異空間
時代劇にでもタイムスリップしたような感覚
桜がまだ咲いています、本当にきれい
早くに亡くなった母親が入っているお墓
でも、ここには母はいない気がしてなりません
江戸っ子でしんみりするのが嫌いだった母
田舎っぽいコヤギ地方を嫌っていたっけ
それに、祖母と仲が悪かったから同じお墓にいるとは思えません
死んで自由の身になったら、ここにはいないはず、多分…
でもコヤギは案外この山の中のお墓が気に入っています
空気も良く、自然がいっぱい、桜もきれい
でもずっとずっと、ひとりぼっちでここにいると思うと寂しいかな
コヤギは死んだらどこに行こう
悩みどころです
壮絶なカエル
昨日から七二候は鴻雁北(こうがんかえる)
「クッークッー」
蛙が鳴き始めました
七二候で「蛙始鳴」は立夏の頃のはず…
歳時記で調べてみると「蛙」は春の季語
確かに毎年今頃から蛙が出てきます
夜、帰り道に大きな蛙
道の中程にいるので車に引かれてしまう
道の脇に戻そうと足で押しても動きません
良く見ると蛙の上に蛙そしてその下にも蛙!
ただならぬ空気
調べてみるとヒキガエルはちょうど繁殖期
雄が雌に抱きつき産卵と受精が同時に行われます
メスを奪い合い1匹に何匹もの蛙が抱きつくことも
押し潰されたり、絞め殺されてしまう雌もいるそうです
まさに命がけの産卵
壮絶な蛙の世界
車に引かれないように祈り、立ち去ります
あまりに厳しい自然の営み
力強く生きる蛙の姿が、いつまでも目に焼き付きます