土用の丑
大暑の初候
桐始結花(きり はじめて はなをむすぶ)
本日は土用の丑の日
土用は雑節のひとつで、実は年に4回あります
雑節の過去記事はこちら
季節が変わる前の準備期間というところでしょうか?
一般的にはまさに今の時期、立秋の前の「夏土用」を思い浮かべますね
今年は7月19日から8月6日が土用
今年は丑の日が2回あるってことですね
鰻が2回食べられる~
土用というと鰻ですが、他に何かあるのか?
調べて見ました
・土用には虫干しをする、梅干しを干す
・土を掘り起こすこと(農作業など)NG
・「う」のつく食べ物を食べる
季節の変わり目は体調を崩しやすいので仕事も余裕を持って行い、栄養のあるものでも食べなさい…
昔の人の知恵ですね
そして梅雨も開け、台風など来る前に日差しを有効活用しないとね
冬の布団やブーツとか、干してみよう
梅干しも干さなくちゃ
今夜は「鰻とごぼうの柳川鍋」
愛読雑誌の「おかずのクッキングNo.210」からのレシピです
わけぎを買うのを忘れて、枝豆で代用
あーん、くやしいー絶対わけぎが合いますよ
汗をかきながら熱々の鍋をつつく…
ビールがうまい!
暑さも吹き飛びました
カナブン
梅雨も開け土用の最中、今が一年で一番暑いときです
七十二候は
桐始結花(きり はじめて はなをむすぶ)
「ミーンミーン」
「ジージージー」
蝉の声が急に聞こえるようになりました
コヤギの家の周りは古くからの農家が多く、樹齢なん百年という木もたくさん
木々を通って涼しい風が吹き抜けます
この土地がとても気に入っています
カナブン
木が多いので虫もいっぱいいます
カナブンには毎日最低5匹は出会います
マンションの階段に転がっているカナブン
死んではいないけど弱ってる
もうすぐ死ぬんだから自分の好きな所に行けばいいのに…
木の枝で安らかな最後を迎えたいのでは?
なんで、こんなコンクリートの階段に?
見るたびカナブンについて考えるけど、もちろん分かりません
でも、カナブンは自分で飛んで来る
もしかしたら来たくて来ているのか?
いや、自分ではしたくなくてもそうなってしまってるのか?
コヤギもそうだよ、何となく分かるなー
あまりに階段の真ん中にいるカナブン
こりゃ、人に踏まれちゃう
そっと端に移動させます
ごめんね、余計なお世話かもしれないけど…
さすがに踏んづけられて死にたくはないと思うんです
年のせいか、自分が死ぬときのことを思い浮かべたり…
カナブンをじっと見つめる時間が年々増えています
てんとう虫
鷹乃学習(たかすなわちがくしゅうす)
暑い暑いと言っているうちに季節はどんどん進んでいます
コヤギ地方はもう10日以上も真夏日
やっと本日、気象庁から梅雨明けの発表がありました
てんとう虫を発見
ナナホシテントウが有名ですが、これは「ナミテントウ」という種類
太陽に向かって飛ぶので「天道虫」
夏の季語です
虫は嫌いでも「てんとう虫」は好きな人も多いんじゃないでしょうか?
これは世界共通のようで、「ヨーロッパではてんとう虫が止まると幸せになる」と言われているそう
やっぱり可愛い外見のせい?
人間が勝手に作ったイメージですけどね
キレイに生まれるのも運命?
それをどう思っているかはてんとう虫に聞いてみないと…
じっと見ていたら木の上の方に向かって飛んで行ってしまいました
続梅干し作り
小暑の次候
蓮始開(はすはじめてひらく)
コヤギ地方はずっと晴れ
蒸し暑い日が続いています
でもまだ梅雨は開けていません
3日前に漬けた梅
もう梅酢がたっぷり上がってきました
黄色く完熟してたからかしら?
優秀優秀
あんなに文句を言いながら漬けたのに…
ごめんね、本当に反省
しかし、不安的中
毎年買っている、農家の赤紫蘇は全部刈り取られ無くなっていました
梅干しを漬けて十数年、赤紫蘇がなくなったのは初めて
気がつくと、スーパーにも赤紫蘇は無くなってました
ど、どうしょう…
色々調べて「白梅干し」というのが!
赤紫蘇を使わない梅干しです
よっーし!今年はこれにしてみよう
ソファーにいた夫がこちらを振り向き
「赤紫蘇使わないでも出来るの?」
顔がニコニコ
毎年赤紫蘇を揉むのを手伝わせられてる夫
今年はしないでいいのか?と目がキラリ
あんたはまだ、分かってないね
苦労の果てにおいしさがあることを
でも白梅干し、楽しみ
ピンチをチャンスに変えるぞー
梅干し作り
七十二候は温風至(あつかぜいたる)
コヤギ地方は梅雨明けしたような快晴
もう真夏の暑さです
注文していた梅がやっとやっと届きました
今年は福井県からお取り寄せ
しかし、もう梅雨明け間近よ
梅酢が上がる頃には赤紫蘇がなくなっちゃうんじゃないか、心配
過去の赤紫蘇の記事はこちら
例年農家から買っている畑の赤紫蘇
コヤギが通る度に刈られていっています
今はもう一列しか残ってません…
あーもう、とりあえず今日梅干し漬けなきゃ
仕事から帰って夜遅く作ります
「疲れてるのに、いやだなーー」
「なんで今日届くのよ、遅すぎる」
「梅が黄色くなりすぎじゃないの」
ふと気がつくとグチばかり…
コヤギの楽しみのはずの梅仕事
これじゃだめ
梅もなんだか寂しそう…
気を取り直して、深呼吸
息を大きく吸います
ああー! 梅の良い匂い
この香り、本当に幸せ
ごめんね、梅、うちに来てくれてありがとう
おいしい梅干しになりますように…
一年に一度の出会いもの
梅にも都合があるってもんよ
自分の思い通りにいくわけない
なんでもそうですけどね
入谷朝顔市(後編)
小暑の初候
温風至(あつかぜいたる)
引き続き「入谷朝顔市」
「朝顔市」前編はこちら
調べて見たら「朝顔」は秋の季語なんだそう
夏のイメージしかないのでびっくり
「朝顔市」の季語はもちろん夏
今年は約60件の朝顔露天が出ているそうです
どれにしょうかな
悩みに悩んでコヤギが買ったのはこちら
白のすじが素敵な「曜白朝顔」
まだ全然咲いていませんが、4色の花が咲く予定
これから朝顔がいっぱい咲きそうな鉢をお店の人に選んでもらいました
上手に育てれば11月頃まで花が咲くとのこと
なるほど!やっぱり朝顔は秋の季語ですね
頑張って育てなきゃ
それにしても暑くて暑くて…
さっき飲んだビールも汗で流れてまた喉が乾いてきました
そろそろお腹も減ってきましたしね
夫のリクエストでうなぎの名店「のだや」へ
創業明治元年!の老舗です
この時期行列は必須ですが、14時近かったためか2、3人待ちで入れました
おいしい~
下町情緒溢れる朝顔市で食べる鰻は最高
朝顔市は毎年7月6、7、8日に開催されます
朝5時から夜11時まで賑わっているそうです
夏到来を感じる楽しいお祭り
ぜひ行ってみてください