歳時記生活―旧暦のある暮らし―

旧暦のある暮らしに憧れて…二十四節季・七十二候を少し感じながら毎日過ごしてみたいと思います

家のサラダ

二十四節気 大暑

七十二候は桐始結花(きり はじめて はなをむすぶ)

 

梅雨が開けたとたん、どんより曇り空が続きます

天気予報で「戻り梅雨」と言っていました

まさかずっとこんな天気じゃないわよね

早くカッーと暑い夏にならないかな

やっぱりせっかくの夏なんだからね

 

夏野菜がおいしい季節

レタス、トマト、きゅうり

ちょっと前までは高かったのに、今は安い!

 

夏野菜を使った今日のサラダはこれ~

「家のサラダ」

 

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本当に頼りにしている土井善晴先生レシピ

発売されたばかりの「おかずのクッキングNo.211」より

一目見て、なんておいしそう!

 

土井先生いわく、手当たり次第千切りにしていくだけ

いやー、でもこの盛り付け

計算されてるような無造作のような

トマトの切り方が食欲そそります

マヨネーズの置き方なんて、見るだけでヨダレが出そう

なにより「家のサラダ」っていう名前に引かれます

(土井先生の実物の方がもちろんもっとおいしそうなので雑誌をぜひご覧下さい)

 

卵はケンカしないように2つずつ

枝豆は夫が好きだからたくさん

食べる人を思い浮かべながら作ります

 

夫と二人ですがあっという間に完食

 

こんなにたくさん野菜が食べられて幸せ

素敵なレシピに感謝

夏にありがとう

 

 

 

 

 

 

 

 

土用の丑

大暑の初候

桐始結花(きり はじめて はなをむすぶ)

 

本日は土用の丑の日

土用は雑節のひとつで、実は年に4回あります

雑節の過去記事はこちら

土用は立春立夏、立秋、立冬の前の18日間

季節が変わる前の準備期間というところでしょうか?

一般的にはまさに今の時期、立秋の前の「夏土用」を思い浮かべますね

今年は7月19日から8月6日が土用

今年は丑の日が2回あるってことですね

鰻が2回食べられる~

 

土用というと鰻ですが、他に何かあるのか?

調べて見ました

・土用には虫干しをする、梅干しを干す

・土を掘り起こすこと(農作業など)NG

・「う」のつく食べ物を食べる

 

季節の変わり目は体調を崩しやすいので仕事も余裕を持って行い、栄養のあるものでも食べなさい…

昔の人の知恵ですね

そして梅雨も開け、台風など来る前に日差しを有効活用しないとね

冬の布団やブーツとか、干してみよう

梅干しも干さなくちゃ

 

今夜は「鰻とごぼうの柳川鍋


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愛読雑誌の「おかずのクッキングNo.210」からのレシピです

わけぎを買うのを忘れて、枝豆で代用

あーん、くやしいー絶対わけぎが合いますよ

 

汗をかきながら熱々の鍋をつつく…

ビールがうまい!

暑さも吹き飛びました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カナブン

二十四節気 大暑

梅雨も開け土用の最中、今が一年で一番暑いときです

七十二候は

桐始結花(きり はじめて はなをむすぶ) 

 

「ミーンミーン」

「ジージージー」

蝉の声が急に聞こえるようになりました

 

コヤギの家の周りは古くからの農家が多く、樹齢なん百年という木もたくさん

木々を通って涼しい風が吹き抜けます

この土地がとても気に入っています

 

カナブン


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木が多いので虫もいっぱいいます

カナブンには毎日最低5匹は出会います

 

マンションの階段に転がっているカナブン

死んではいないけど弱ってる

もうすぐ死ぬんだから自分の好きな所に行けばいいのに…

木の枝で安らかな最後を迎えたいのでは?

なんで、こんなコンクリートの階段に?

見るたびカナブンについて考えるけど、もちろん分かりません


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でも、カナブンは自分で飛んで来る

もしかしたら来たくて来ているのか?

いや、自分ではしたくなくてもそうなってしまってるのか?

コヤギもそうだよ、何となく分かるなー

 

あまりに階段の真ん中にいるカナブン

こりゃ、人に踏まれちゃう

そっと端に移動させます

ごめんね、余計なお世話かもしれないけど…

さすがに踏んづけられて死にたくはないと思うんです

 

年のせいか、自分が死ぬときのことを思い浮かべたり…

カナブンをじっと見つめる時間が年々増えています

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

百日紅

二十四節気 小暑

七十二候は鷹乃学習(たかすなわちがくしゅうす)

鷹の幼鳥が飛ぶのを学び始める頃

鷹はさすがに近くにいませんが、カラスの子供はお母さんについて飛び回っています

 

コヤギ地方は連続17日の真夏日

土用に入り今が一番暑い時期

 

夏の花 百日紅 (さるすべり)


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梅雨明け頃から10月頃まで咲き続けます

濃いピンクの花を長い期間咲かせるのでこの名前が付いたそう

 

花が少なくなる真夏に華やかに咲いてくれる

いつ見ても満開の百日紅

見るたびに元気をもらいます


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ベランダから見える巨大百日紅

「暑いけど夏なんだもん、当たり前でしょ!」

そう言われてるような気がして…

いや、絶対言ってる!

毎日エネルギー、ありがとう

夏って良いな!

 

 

 

 

 

 

 

てんとう虫

二十四節気 小暑の末候

鷹乃学習(たかすなわちがくしゅうす)

 

暑い暑いと言っているうちに季節はどんどん進んでいます

コヤギ地方はもう10日以上も真夏日 

やっと本日、気象庁から梅雨明けの発表がありました

 

てんとう虫を発見


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ナナホシテントウが有名ですが、これは「ナミテントウ」という種類

太陽に向かって飛ぶので「天道虫」

夏の季語です

 

虫は嫌いでも「てんとう虫」は好きな人も多いんじゃないでしょうか?

これは世界共通のようで、「ヨーロッパではてんとう虫が止まると幸せになる」と言われているそう

 

やっぱり可愛い外見のせい?

人間が勝手に作ったイメージですけどね

キレイに生まれるのも運命?

それをどう思っているかはてんとう虫に聞いてみないと…

 

じっと見ていたら木の上の方に向かって飛んで行ってしまいました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

続梅干し作り

小暑の次候

蓮始開(はすはじめてひらく)

 

コヤギ地方はずっと晴れ

蒸し暑い日が続いています

でもまだ梅雨は開けていません

 

3日前に漬けた梅

もう梅酢がたっぷり上がってきました


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黄色く完熟してたからかしら?

優秀優秀

あんなに文句を言いながら漬けたのに…

ごめんね、本当に反省

 

しかし、不安的中

毎年買っている、農家の赤紫蘇は全部刈り取られ無くなっていました


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梅干しを漬けて十数年、赤紫蘇がなくなったのは初めて

気がつくと、スーパーにも赤紫蘇は無くなってました

ど、どうしょう…

 

色々調べて「白梅干し」というのが!

赤紫蘇を使わない梅干しです

よっーし!今年はこれにしてみよう

 

ソファーにいた夫がこちらを振り向き

「赤紫蘇使わないでも出来るの?」

顔がニコニコ

毎年赤紫蘇を揉むのを手伝わせられてる夫

今年はしないでいいのか?と目がキラリ

 

あんたはまだ、分かってないね

苦労の果てにおいしさがあることを

 

でも白梅干し、楽しみ

ピンチをチャンスに変えるぞー

 

 

 

 

 

 

 

 

梅干し作り

二十四節気 小暑

七十二候は温風至(あつかぜいたる)

コヤギ地方は梅雨明けしたような快晴

もう真夏の暑さです

 

注文していた梅がやっとやっと届きました

今年は福井県からお取り寄せ


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しかし、もう梅雨明け間近よ

梅酢が上がる頃には赤紫蘇がなくなっちゃうんじゃないか、心配

 

過去の赤紫蘇の記事はこちら

例年農家から買っている畑の赤紫蘇

コヤギが通る度に刈られていっています


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今はもう一列しか残ってません…

あーもう、とりあえず今日梅干し漬けなきゃ

 

仕事から帰って夜遅く作ります

「疲れてるのに、いやだなーー」

「なんで今日届くのよ、遅すぎる」

「梅が黄色くなりすぎじゃないの」

ふと気がつくとグチばかり…

 

コヤギの楽しみのはずの梅仕事

これじゃだめ

梅もなんだか寂しそう…

 

気を取り直して、深呼吸

息を大きく吸います

ああー!  梅の良い匂い

この香り、本当に幸せ

ごめんね、梅、うちに来てくれてありがとう

 

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おいしい梅干しになりますように…

 

一年に一度の出会いもの

梅にも都合があるってもんよ

自分の思い通りにいくわけない

なんでもそうですけどね