秋茄子
七十二候は 菊花開(きくのはなひらく)
コヤギ地方は昨日から冷たい雨
気温は11月下旬並みだそうです
その前の日は日中28度
何を着れば良いのやら…
秋茄子がおいしい季節
本当は秋茄子の時期は晩夏から初秋
8月下旬から9月くらいでしょうか
その頃から朝晩の寒暖差で、実がしまって種が少なくなります
夏の日差しもやわらぎ皮も薄くなります
それなので 10月に入ると秋茄子とは言わないのかもしれません
でも今年は、コヤギの周りの農家のなすが今おいしいんです
農家の野菜の過去記事はこちら
10月までずっと暑かったからかしら
少し前より小ぶりで実がしまってジューシー
今日は「なすの田舎煮」を作りました
これは大好きな土井善晴先生のレシピ
何回作ったか分かりません
食材はなすと赤唐辛子だけ
出汁を使わないのでなすそのままの味が味わえます
本当に簡単なのに魔法のようにおいしい料理
傑作中の傑作レシピだと思ってます
うーんーうまいー
自分で作ってもおいしいー
なすだけでこんなに幸せ
昔は思ったこともなかったけど
秋夕(チュソク)
秋分の末候
水始涸(みずはじめてかるる)
稲刈りが終わり、田んぼの水を抜く頃
昨日は「中秋の名月」でしたが、お隣韓国では「秋夕(チュソク)」と呼ばれています
秋夕は韓国の名節で前後3日間が国民の祝日
日本のお盆のようなイメージかもしれません
家族親戚が故郷に集まり、先祖のお墓参りをして秋の収穫に感謝する日だそうです
韓国人の友人から写真が送られてきました
秋夕の朝ご飯だそうです
お嫁さん達は、前の日から料理して大変なんですって
これをみんなで食べて、お墓参りに行きます
コヤギが韓国に強く引かれるのは、懐かしいからかな…
日本では昔はしていた事も、どんどんなくなっています
でも韓国では今でも家族、親類、先祖など嫌でも好きでも自分にからんでくる
なんとなく羨ましい
結構生きづらそうですが、少し羨ましい
とても興味深い国、韓国
お月見
七十二候は水始涸(みずはじめてかるる)
今日は中秋の名月です
旧暦の8月15日
9月にあたる事が多いですが、今年はめずらしく10月
これは太陽暦とのずれがあるからだそう
10月になるのは19年に4、5回の割合
月見団子を買いました
おいしそう~早く食べたいけどお月様にお供えしてからです
実は今日は満月ではないそうです
満月じゃなくてもやっぱり今日はお月見しなくちゃ
少し雲が多いです
でも雲の切れ目から月が輝き現れます
考えてみると仕事の帰り道、コヤギは毎日お月様を見上げています
年のせいか、とても綺麗だと思うんです
何か吸い込まれそうな…澄んだ匂い…
月をみていると、亡くなった懐かしい人やペットを思い出します
お願い事をしたくなるけど、安らかにいてほしいのでしません
「ありがとう」
月を見て自然と口をつきます
こんな私でも「ありがとう」と素直に言える事に感謝します
お月様、本当に「ありがとうございます」
さんま
秋分の次候
蟄虫坏戸(むしかくれてとをふさぐ)
あっという間に季節は過ぎます
家の周りにたくさんいた虫
〈虫の過去記事はこちら〉
ふと気がつくと、周りで虫を見なくなりました。
まさに暦通り
秋の始め、「虫がそろそろいなくなる頃」なんて季節をしっかり感じていたんですね
昔の人達はすごいです
秋といえば「さんま」
この間まで高くて手が出ませんでした
テレビでは盛んにさんまの不漁の原因が特集されていました
温暖化、乱獲、異常気象
ニュースを見る度に暗い気持ちにになります
もしかしたら、もうさんまもいなくなるのかも…この先どんな事が起こるのかな…
しかし!ここ最近、急にさんまが安くなってきました~
北海道でさんまが大量に水揚げされているとのことです
いなくなったんじゃないのね、さんま
とりあえず良かった良かった
今日の夜ご飯はさんまの塩焼き
かぼすは高かったけど、さんまへ敬意を払って奮発しました
大根おろしもたっぷり
かぼすも丸々一人1個
好きなように好きなものを食べられる
やっぱりお家で食べると良いね
彼岸花(秋分)
七十二候は雷乃収声(かみなりすなわちこえをおさむ)
秋のお彼岸の最中です
過去記事「春分」はこちら
彼岸花が綺麗です
調度お彼岸の時期に咲くから彼岸花
ある日急に表れて咲く気がするんですが…
彼岸花について調べてみました
・発芽から開花まで7日間、1日で茎が20㎝も伸びる。花は1週間で散る
・花が散ったあと葉が出る。花と葉は一緒に見られない
・根に毒がある
・しかし昔は飢饉のとき毒を抜いて食料にしていた
・1000を越える呼び名がある
身近な花なのに知りませんでした
死人花、地獄花など怖い別名も…
彼岸花を家に持ち帰ると火事になる、彼岸花を摘むと手が腐る、など言い伝えもあるようです
ちょっと聞いただけでも怖いですね
でもこれも、非常食としての彼岸花を守るために人間が考えた知恵なのかもしれません
大昔から人の役にたっている割にはイメージが悪い彼岸花
ごめんね
これからは違う目で見ます
本当は人間に寄り添ってくれる強くてたくましく、頼もしい花
見た目は個性的なのですがそんなに怖くはありません
虫の死
二十四節気 白露
七十二候は玄鳥去(つばめさる)
昼間はまだまだ暑くて半袖の人が多いですが、夜は風が涼しいです
コヤギの家の周りは自然がいっぱい
一応東京都なんですがね
畑とたくさんの木々に囲まれています
夏は色んな虫が飛んできます
過去記事はこちら
最近目につくのが虫の死骸
カナブン、蛾、蝉、色々な虫が死んでいます
夏はたくさんの生き物が産まれ活動します
生きたら死ぬのは当たり前
夏の終わりは多くの死に出合います
この虫はどのくらい生きていたのか
さっきまでは動いていたのに…
あっけなく死んでしまう
1人ぼっちで
一年の中で冬は寒くて冷たく寂しいイメージ
でも年々感じます
夏の方が冬よりも寂しい気持ちになることが多いなって
夏こそ死に一番近い季節なのかも
死んだ虫達を見ながらそんなことを考えます