歳時記生活―旧暦のある暮らし―

旧暦のある暮らしに憧れて…二十四節季・七十二候を少し感じながら毎日過ごしてみたいと思います

野菜だけのクリームシチュー

二十四節気 小寒

七十二候は 水泉動(しみずあたたかをふくむ)

地中で凍っていた泉の水が溶け動き始める頃

ほんの少し春の兆しがあるのでしょうか

 

いやいや、今年はそんなわけはないです

本当に寒い!日本列島に寒波が来ています

大雪で大変なことになっている地域も

 

この気象の影響で野菜が高騰!

コヤギ御用達の農家の野菜コーナーも品薄

 

農家の野菜の過去記事はこちら

しかもほうれん草が300円!

 

スーパーの普通の野菜売り場を覗きます

ほうれん草390円、レタス580円、ブロッコリー390円、キャベツ半分で290円、大根も半分で290円、白菜4分の1で190円

 全部いつもの倍の値段!

野菜が食べたいけど、毎日だと厳しいわ

この値段いつまで続くのか

 

ということで今日のメニューは、比較的値段の安定しているじゃがいも、にんじん、玉ねぎで…プラス今日はカリフラワーを入れて見ました

「野菜だけのクリームシチュー」


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大好きな土井善晴先生のレシピの中でも、昔から大のお気に入りです!

野菜と水と牛乳と小麦粉だけ!塩少々で味付け、肉も固形スープもいりません

 

野菜は全部サイコロ状に切ります

土井先生いわく「にんじんは目立つので小さめに」

こういう気遣いが土井先生の素敵なところ

野菜の味が優しくおいしいシチュー

本当に魔法のレシピ

ぜひ作ってみてください

 

シチューはおいしい季節ですが、やっぱり冬は嫌い

早く春になれー

 

 

 

 

 

 

 

七草粥

二十四節気 小寒

七十二候は 芹乃栄(せりすなわちさかう)

 

今日は五節句の一つ「人日」

七草粥を食べる事から「七草節句」とも言われていますね

 

今年一年の無病息災を願って、コヤギも毎年食べています


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今日でお正月も終わりだな

毎年七草粥を食べながら、ちょっと寂しく思います

 

でもそれと同時に、少し春が近づいてきているようで心が弾みます

まだまだこれからが冬本番ですが…

その中で春の足音を見つけるのがうれしいんです

 

やっぱり冬があるから春が待ち遠しく、ありがたいのか

だとしたら、冬に少しは感謝しなくちゃ

冬が嫌いなんて言ってごめんなさい

冬が嫌いだから春が好きなのかもね

うーん、ややこしい

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

寒ブリ(ソウルにて)

小寒の初候

芹乃栄(せりすなわちさかう)

 

引き続き真冬のソウルより

過去記事はこちら

「今の季節はブリがおいしいよ」

「韓国もブリを食べるの?」

「もちろんです」

韓国人の友人の一言でブリを食べに行くことになりました

 

場所は鷺梁津(ノリャンジン)水産市場


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ソウルの築地みたい

新市場に移転するはずがうまくいかず、まだ旧市場もあって二つの場所で営業しています

旧市場は外なので寒い寒い

こんな極寒の中で1日働いているなんて、本当に頭が下がります


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市場で食べたい魚を選び調理してもらいます

それを上の食堂に持ち込むシステム


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お目当てのブリ、韓国語で「パンオ」

脂が乗っています


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どーんとてんこ盛りなのが韓国流

醤油とワサビ、酢コチュジャンやにんにくなどと一緒にいただきます

歯ごたえがあって脂が乗ってておいしい!


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牡蠣も山盛り

日本ではポン酢で食べたいところですがここは韓国、酢コチュジャンでいただきます

これはこれでおいしい

 
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最後は魚のアラで辛いスープ「メウンタン」にしてもらいます

散々飲んでますが、この鍋でまたソジュ(焼酎)が進みます

 

「春はチュクミ(イイダコ)がおいしいです」

 

韓国の人も季節を感じて大切にしています

日本と同じだな

「近くて遠い国」なんて言われていましたが、行けば行くほど「近くて近い国」に感じてなりません

 

 

 

 

 

 

 

真冬のソウル

二十四節気 小寒

七十二候は 芹乃栄(せりすなわちさかう)

 

ソウルに旅行に来ています

昼間もマイナス5度!吐く息は真っ白

寒さが苦手なコヤギですが、ここまで寒いと逆にさわやかな気すらしてきます

 

街はイルミネーションがキレイです

その中でも必見は「新世界百貨店」


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次々と変化するゴージャスな装飾が圧巻

寒くても、ずっと見ていたい位素敵


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日本では忙しく日々をこなす毎日

気がつくとせかせか、イライラ…

でもこうして旅に出ると、気持ちがゆるんでくるのが分かります

 

いつも寒い寒いとブツブツ言っていましたが

今日は寒いのがうれしい

そんな自分にびっくりしたり

 

やっぱり旅って良いですね

 

新年

二十四節気 冬至

七十二候は 雪下出麦(ゆきわたりてむぎのびる)

 

あっという間に新しい年になりました

大晦日からやることがありすぎて、毎年のことながら忙しい

掃除、買い物、料理、初詣、年賀状、バーゲンセール、旅行…

なんか普段より絶対忙しい

いつからお正月ってこんなに大変になったんだろう

せっかくの休みなので色々用事を詰め込む

自分のせいなんですけどね

 

ゆっくりテレビを見ている夫にイライラ

お正月からこれじゃダメですね

 

楽しいお正月のために準備したのに

少しイライラして盛り付けた

反省


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普段から食べたいものを食べられる今の時代

お正月だからって特別食べたいものもないね、なんて友達と会話します

 

でもやっぱりお正月はお正月

いつもと違う特別な食卓

 

コヤギの夫の故郷の味、かぶら寿司

平目の昆布締め

かずのこ、黒豆、田作り

 

ふと気がつくと夫の好きなものばかり

この人分かってるのかな

当たり前みたいに食べてますが…

 

なんだかんだで、今年も二人仲良くご飯が食べられますように

 

 

 

 

霜柱

冬至の次候

麋角解(さわしかのつのおつる)

 

あっという間にクリスマスも終わりました

コヤギは毎年30日にまで仕事

年末は忙しいのでクリスマスケーキも食べず仕舞い

のんびり大掃除したり、お買い物したりして過ごす年末が憧れなんですけどね

 

今年の12月は本当に寒いです

今日のコヤギ地方は昼間も一桁の気温

朝仕事に行く途中、畑一面か霜柱になっていました


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子供の頃は霜柱を踏みながら学校へ行ったっけど、今では道路が全て舗装されているので貴重な存在

 

うーっ、それにしても寒い、芯から冷える

コヤギの子供の頃はどうだったんだろう

もっと寒かったような…毎年足が霜焼けになってたもん

朝起きて着替えるとき、石油ストーブの前を取りたくて妹と争っていたっけ…

そういえば石油ストーブの上でお餅やお芋を焼いてたな

ストーブの上には平気でヤカンが置いてあったけど、危ないとは思わなかった

今では考えられない光景だけど

 

霜柱からこどもの頃に思いがタイムスリップ

ふと気がつくともう駅

今年もあと3日

 

 

 

 

 

 

 

 

冬至

二十四節気 冬至

七十二候は 乃東生(なつかれくさしょうず)

 

今日は冬至

一年で一番夜が長いですが、これからどんどん昼間の時間が長くなってきます

それだけでもうれしい日

 

毎年の恒例、柚子湯


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ニュースでは今年は柚子が高いと…

うちは、柚子酢を絞ったあとの皮なのでたくさん浮かべました

 

過去記事はこちら

一度冬至に柚子湯を忘れたら、その冬インフルエンザにかかりました

それからは怖いので、柚子湯は絶対入ります

都市伝説っぽいですが…

 

冬が嫌いなコヤギ

冬至はこれから冬本番!ということなので気が重い

でもこれから段々と日が長くなるという希望がありますね

毎年冬至は底を脱した気分

冬が来たんだから、次は春が来ます

冬至は冬と一緒に春も連れてきてくれる

ありがとう