らっきょう
七十二候は 麦秋至(むぎのときいたる)
6月になりました
店頭にらっきょうや梅が並び始めています
コヤギも早く漬けなくちゃ
いつもこの時期は気持ちが焦ります
今年もらっきょうが届きました
去年のらっきょうの記事はこちら
「田中さんの北条砂丘らっきょう」
ここ3年はこのらっきょうがお気に入り
「らくだらっきょう」という種類で大きくてパリパリ!らっきょうの匂いも強い
朝掘りでその日に出荷してくれるんです
らっきょうは生命力が強く、あっという間に
芽がぐんぐん伸びます
届いたらすぐ下処理しなくちゃ!
仕事から帰って、夕食もそこそこにらっきょう仕事に取りかかります
らっきょうを洗って薄皮を丁寧に剥きます
これが大変な作業なんです
一人で黙々と…もう夜11時か…
はぁー疲れた、首肩が痛いなぁ
なんでこんなに辛い事を毎年するんだろう
出来ました、ピカピカのらっきょう
真っ白くて惚れ惚れ
なんでなのか、とても可愛く見えます
ごめんね、らっきょう
疲れたとか辛いとか言っちゃって
エネルギーに満ちあふれているらっきょう
これからもっともっと育つはずなのに
ごめんね、らっきょう
美しく、凄まじいほどの生命力
無駄にしないように大切にいただきます
にら
小満の末候
麦秋至(むぎのときいたる)
近所のスーパーの地元農家の野菜コーナー
いつも野菜を買うときは、まずここを見ることにしています
新じゃが、空豆や露地物のきゅうりなど、野菜も夏らしくなってきています
農家の野菜の過去記事はこちら
今日はにらを買いました
一度収穫しても、翌日にはどんどん伸びてくるにら
にらの生命力をいただき、元気をもらいます
超おすすめレシピ「にら豆腐」
大好きな土井善晴先生のレシピ
豆腐一丁ににらを刻んで塩をまぶすだけ
ごま油をたっぷりかけていただきます
土井先生のレシピの中でも我が家で登場回数が一番!10日に一回は作ってるかな?
でもやっぱり春から夏にかけてのこの時期のにらがおいしさ一番!
食べ物の力をいただいて生きている私達
伸び盛りのにらの命をありがとう
深大寺散歩
七十二候は 紅花栄(べにばなさかう)
今日は仕事が休みなので深大寺へお蕎麦を食べに行くことにしました
コヤギの家からバスですぐの深大寺
都内では浅草寺に次ぐ古刹、平日でも多くの人が訪れます
蕎麦が名物で、周辺にはたくさんのお蕎麦屋さんが 立ち並んでいます
今日は林の中にある「玉乃屋」さんへ
新緑の気持ち良いこの季節、外のお席がおすすめです
「鴨つけ汁の十割蕎麦」
鴨肉を卵の黄身に付けて食べるのがうまい!
腹ごなしにお隣の神代植物公園へ
薔薇園が有名で、ちょうど今が春の薔薇が真っ盛り「バラフェスタ」も開催中
観光バスも来ていました
コヤギが一番好きな雑木林
武蔵野の面影を感じなから森林浴
冬は松ぼっくりも拾えます
温室の中で見たことのない花が咲いています
「ヒスイカズラ」フィリピン原産地
なんて鮮やかなエメラルドブルー
この色は日本よりフィリピンにあるのが似合いますね
五月の花の展覧会
夫と「どれが好き?」と言いながら見ます
コヤギはこのピンクと白のケーキみたいな可愛い盆栽を選びました
夫とはいつものことですが趣味が合いません
ほんの3時間くらいのショートトリップですが、季節の花や木々、風や日差しの匂い…
案外近いところに癒しがあるのかも…
近いところに新しいことがあるのかもね
空豆
二十四節季 小満
七十二候は 蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ)
初夏のこの時期のお楽しみ
今年も「空豆」の季節がやってきました
昨年の空豆の記事はこちら
さやから剥いた空豆はピカピカ
皮の黒い部分に切れ込みを入れて、茹でます
このひと手間がおいしくなるのよね
今日は大好きな土井善晴先生の「おかずのクッキング4/5月号」よりポテトサラダを作ります
新じゃがは水っぽいのでポテトサラダには不向きですが、あえて新じゃがを使用しました
新じゃが、新玉ねぎ、空豆を入れて
「ポテトサラダ(手作りマヨネーズ)」
食卓で混ぜて食べるんです
フレッシュで新鮮なポテトサラダ
この時期ならではの幸せ
空豆、、
「いっぱい食べたい」と思うけど、じつは少し食べるのが美味しかったりして…
短い時期しか食べられないから、美味しかったりして…
ごめん、空豆
それを言っちゃあおしまいよ、ですね
ブラシの木
七十二候は 竹笋生(たけのこしょうず)
真夏のような暑さが続きます
でも風は涼しくさわやかです
日差しはキラキラ、新しい命が生まれ、草木が生き生きとするこの季節が大好き
日焼け止めを塗って、帽子をかぶってお散歩
眩しく咲いている赤い花を発見
変わった形の花です
「ブラシの木」
なるほど、コップを洗うブラシにそっくり
オーストリアが原産地のこの木
ブラシのような花の部分は雄しべと雌しべ
調べてみたらこのブラシの木、すごいんです
花が散ったあと、ブラシの木の「実」は、落ちずにずっと枝にくっついている
次の年に花が咲いても、またその次の年に花が咲いても、実は付いたまま
枝には古い実がずらっとついて並びます
実はその後も7~8年は枝についていて、 発芽能力も持ち続ける
なるほど、見ると枝の根元近くには実がたくさん付いています
そして、そして、ここからがすごい!
オーストラリアでは乾燥による山火事が多く、その時に実がはじけて開くそうです
その種子が風によって飛散することで増えていく!という仕組み
山火事でまっさらな土地になったところに
すばやく芽を出して、その土地一帯の優占種になるのが目的らしい
な、なんと恐るべし!ブラシの木
7年も8年も子供や孫を見守り続け
「いざ!山火事」となると老体にむち打ち子孫を絶やさないよう最後のお勤め
なんという執念!我慢強くたくましい
ひそかに力強く生きています
こんな生き方もあるんですね
さくらんぼ
立夏 の次候
蚯蚓出(みみずいずる)
寒暖差が激しいですが、湿度が低く今が一番さわやかな季節ですね
近所の「さくらんぼの木」に実が成りました
去年は実がなりませんでしたが、今年は可愛いさくらんぼがたくさん!
このさくらんぼの木、持ち主から完全にほったらかされています
さくらんぼの木の過去記事はこちら
枝は伸び放題、電柱よりも伸びています
虫は食い放題でなんだかかわいそう
剪定されているのも一度も見たことはありません
誰にも感心をもたれず、期待されず…
それなのにこんなにたくさんの実をつけて
なんてけなげでえらいんでしょう
〈3日後〉
またさくらんぼを見に行きました
んっ?!
ひとつもさくらんぼがない!!
見事にひとつもありません
地面を見ると無数のさくらんぼの柄が落ちています
そういえば、この間は鳥が何羽か止まっていたっけ
こんなにあっという間にたべちゃうの?
でもね、なんか良かった
さくらんぼを楽しみに待っててくれる鳥がいたんだね
鳥達は、毎年初夏のこの時期
「今年はさくらんぼ成らないかなー」
毎日、この木に止まって待ってるんだね
良かったね、さくらんぼ
誰かに期待されたり、役に立ったりするとやっぱりうれしいもん
みんなで楽しみに待ってますよ
来年も必ず、また会いたいね
大山千枚田
七十二候 蛙始鳴(かわずはじめてなく)
GWを利用して日帰りバス旅行に行ってきました
東京から一番近い棚田です
新緑のきれいな季節、春の房総を目指して出発です
アクアライン海ほたるを経由して房総半島へ
まずは大多喜町で「筍づくし膳」の昼食
ここ大多喜町は筍の名産地
「白たけのこ」といわれ色白でアクが少ないおいしい筍です
次は養老渓谷へ
メインの粟又の滝(養老の滝)
本日は滝の水が少なくて残念でしたが、本当はもっと迫力のある滝だそうです
新緑が本当に美しく川のせせらぎが心地よい
さてバスは一路鴨川市へ
鴨川といえば「鴨川シーワールド」が有名
海のイメージが強い鴨川ですが、実は米どころとして知られています
「長狭米」というブランド米で、冷めてもおいしくお寿司さんが好んで使うとか
バスの窓からはずっと田んぼが見えます
どんどん山道を登って行きます
バスから降りるとそこにはこんな景色が
昔ながらの棚田の風景が広がっています
「大山千枚田」
東京から一番近い棚田で日本の棚田百選にもえらばれました
コヤギの子供の頃は家の近くには田んぼがたくさんありましたが、今はもうありません
なんだか懐かしい不思議な気持ち
風に乗って青い草の匂い
蛙が鳴いています
何回も何回も深呼吸
体全部が洗われたような、癒しの旅でした
〈お土産メモ〉
大山千枚田のお米♪
千枚田にある農家カフェ「ごんべい」にて
「ごんべい」は千枚田の農家が交代で営業しています
千枚田のお米が買いたい方はぜひ