下田町歩き
楓蔦黄(もみじつたきばむ)
9月に旅行してとても気に入った「伊豆下田」へまたまた一泊旅行です
過去記事はこちら
季節はずれの下田の駅前は、人もまばらで閑散としていました
今回は下田の旧市街を歩く旅です
今回の旅の拠点となるお宿は「山根旅館」
町の中心部にあり立地抜群
前回地元の方におすすめしていただき、ここに決めました
昭和な雰囲気の素敵なお宿、もちろん温泉
優しい老夫婦が経営しています
猫のフクちゃんもおでむかえ
「今は静かになったけど、昔は人が多くてね、外がうるさくて窓を二重サッシにしたのよ」と、おかみさん
その昔は行商の人や、企業の営業の人で平日も満室だったそう
ここ山根旅館は60年以上続く老舗旅館
おかみさんの話を聞いていると、活気のあった昭和の良い時代が思い浮かびます
建物は古いですが、隅々まで清掃が行き届いていて清潔で気持ち良いお宿
素泊まりのみ一人一泊5千円です
親戚のお家にいるみたいでくつろげます
さて、夜まで下田の町をブラブラしましょう
「旧澤村邸」
なまこ壁と伊豆石を使った、歴史ある建築
これが伊豆石、今では貴重です
旧澤村邸の隣に見えた大きなすすき
素晴らしく立派なすすき!
ペリーロードは昔の色町
江戸時代から風待ち港として栄えた下田
船で物も人もたくさん集まり、大変賑わっていました
「伊豆の下田に長居はおよし,縞の財布が軽くなる…」という唄があるそうです
船から降りた船乗りが色町で散財してしまう場所だったんですね
今でもその頃の面影もあって、おしゃれなカフェなどになっています
下田の町は歩いていると、お花がきれいに飾られているお家も目につきます
こちらは「カフェ」
中は昔のカメラや調度品など、レトロで個性的な雰囲気
おいしいコーヒーが400円でした
下田はなかなか個性的なお店も目につきます
「福乃家」は古民家カフェのような食堂のような?
中に入るのに勇気がいりますが、猫好きな優しいご主人のお店です
昼も営業してるようですが、深夜も遅くまで開いてるよう
コヤギ達は夜11時くらいに行きました
焼きそばは380円!メニューはなんでも?ありすべて良心的お値段でおいしいです
ご主人は東京でジャズ喫茶を40年されていたそうです。昔の話や下田の話を色々話してくれました
「下田は静岡で初めて、去年過疎地認定されたんだよ、、地元では話題にならないけど」
なんだか寂しそうなご主人
「観光資源が豊かで良い町なのに…」
今日1日歩いた下田
下田の昔と今が交互に頭をよぎりつつ、ディープな下田の夜は更けていきます
なぜかとても心引かれる町、下田
また絶対来たい町です
梨
七十二候は 霜始降花(しもはじめてふる)
気持ちの良い秋晴れ
昼間は20度くらいで空気はさわやか
ずっとこんな天気が続けば良いな
大きな梨を買ってきました
「栃木にっこり梨」普通の梨の3倍はありそうです
うちの猫もびっくり
今ある和梨はその昔中国から渡って来て、日本で品種改良されたものだそう
旬は種類によって8月から10月
梨の皮の色で「赤梨」と「青梨」と分類されます
コヤギの実家のある所は「多摩川梨」の産地
小さい頃は家の周りは梨畑ばかりでした
その頃は赤梨は「長十郎」青梨は「二十世紀」しか無かった記憶があります
今はたくさんの種類の梨がありますね
今日のにっこり梨は「赤梨」系ですね
大きいので半分はサラダにしてみました
サーモンと梨のサラダ
レモン汁とオリーブ油、砂糖、塩、胡椒であえます
ドレッシングと梨がバッチリ合って、梨の魅力を再発見しました
肝心の梨のお味は…
甘くてみずみずしくておいしい!
こんなに大きくても繊細なお味
梨も進化していますね
ただ、昔食べた長十郎も無性に食べたくて
探していますが全然見かけません
あのザラザラした食感、でもすごく甘くて…
懐かしいけど、もう遠い昔
梨を見ると「年をとったな」なんて思う今日この頃です
柿の木
七十二候は 蟋蟀在戸(きりぎりすとにあり)
夏は野山にいるきりぎりすが、秋には家の戸口近くまで来て鳴く頃
去年の今頃の記事はこちら
コヤギはこの七十二候がとても好き
きりぎりすも寒くなってきて、暖かい所を探しているのかな、なんて考えたり…
なんとなく寂しさも感じるのは、きりぎりすの鳴き声が近いということは、命も残りあとわずか
冬の訪れとともに死んでしまうからでしょうか
すっかり秋らしい気温になりました
でもこのところ、毎日曇り続きでなかなか秋晴れとはいきません
近所の柿の木
なんと、樹齢350年だそうです
農家のお家にあり、そこのお婆さんが教えてくれました
350年前というと、江戸時代前期くらいからずっとここにいるんですね
人間には思いも及ばないくらい長い間
色々な事を見て、たくさんの人を見守って来た柿の木
今年もたくさんの柿が成りました
ドトール限定コーヒー(秋)
七十二候は 鴻雁来(こうがんきたる)
雁が北から渡って来る頃
鴻雁北(こうがんかえる)の記事はこちら
まだ夏日もありますが、ようやく秋らしい空気になってきました
ずっとアイスコーヒーを飲んでいましたが、最近はホットを注文する回数が増えました
毎回楽しみにしている「ドトールの限定コーヒー」
過去記事はこちら
この秋限定コーヒーは茶色とピンクのパッケージが素敵です
「インドブレンド 信州赤ぶどう」
毎回素敵なパッケージデザイン
見ているだけでも秋を感じます
ふんわりと甘さ香るお味
そんな秋のコーヒーと一緒にいただくのは、手作りの「塩キャラメルくるみ」
〈作り方〉
・くるみをフライパンで煎る
・お好みの砂糖とバター、塩、水少々を煮詰めてくるみに絡める
・クッキングシートの上で冷めるのを待つ
簡単でくるみは体に良いし、おいしいので最近はまってます
コーヒーって不思議
日々の忙しさの中、飲んでいるときはゆったりした時間が流れる
秋を感じながら飲むコーヒーで気分はリフレッシュ
さぁ、もうひと頑張り
付岩洞(ソウル秋旅)
秋分の末候
水始涸(みずはじめてかるる)
引き続き秋のソウルの旅
今日は春のソウル旅行でとても気に入った町、付岩洞(プアムドン)へ
過去記事はこちら
秋めいたプアムドンの町
いちょう並木の下には銀杏が落ちています
まずは念願のチキンの有名店へ
ここ「鷄熱社(ケヨルサ)」はソウル三大チキンと言われていて、週末は行列ができるほどだそう
パリっとしてジューシーで本当においしい!
もうひとつの名物「コルベンイククス」
混ぜないで食べるのがツウだそうです
そしてチキンに欠かせないビール
「チェジュ ウォーター エール」
見たことないビールでしたが、これが本当にうまい!!
行ったらぜひ飲んでみてください
大満足のチキンの後は山の上までお散歩です
素敵なカフェ「サンモトゥンイ」
ドラマのロケでも使われた人気のカフェです
テラス席からの眺めは最高
自然を感じながらゆっくりコーヒータイム
この先に渓谷があるというので行ってみることに
山を登ってから少し下って行くと小さい渓谷がありました
白砂室(ペッサシル)渓谷
韓国人の友達も知らなかったので、隠れた穴場スポットなのかも
水は澄んでいて、小さい魚もいます
栗の木に野生のリスもいましたよ!残念ながら写真は撮れなかった
本当にここはソウルなの?不思議な感覚
思いもよらず自然の中で、さわやかな秋を満喫しました
プアムドン、とっても魅力的で素敵な町
また絶対来たいな
ソウルはしご酒(秋)
七十二候は 水始涸(みずはじめてかるる)
半年ぶりにソウルを訪れています
春のソウル記事はこちら
秋夕も終わり、韓国も本格的な秋の到来です
街中の植え込みも秋っぽい
デパート前のオブジェにはすすき
夜は少し冷えますが日中はちょうど良い気温
風はさわやかで本当に気持ち良いな
さて、今日の夜は忠武路(チュンムロ)の仁峴市場(イニョンシジャン)付近で韓国の友達と飲み会スタート!
この辺はミョンドンの隣にありながら、昔ながらの雰囲気が残った場所
おいしい食べ物屋さんがたくさん並びます
まずは「ポッサム」で乾杯~
ポッサムは茹でた豚肉をキムチやニンニクと一緒に葉っぱで巻いて食べる料理
たくさんのおかず(パンチャン)が出て来ます
2件めに選んだのは市場の中の刺身屋
「セゴシを食べましょう」と友達
セゴシは魚を骨ごと切って刺身にしたもの
今日はカワハギのセゴシにしました
さぁー、結構お腹もいっぱい酔いも回ってきましたよ
〆は「ファンソチッ」という人気のお店
ここは「トガニチム」という牛の膝軟骨鍋の老舗
ククスというソーメンが入っているのが特徴
トロトロのスープはコラーゲンたっぷり
これを飲みながらまたソジュ(焼酎)がすすんでしまうのよね
韓国の友達が「夏はソウルに来ないでください」と言うので、聞くとこの夏はなんと最高気温が41度になったとか!
「暑くてお酒も飲みたくなかったです」
ホントかよ~?と思いつつ、やっぱりソウルも今の季節が一番良いのねと納得
暑くもなく、寒くもなく、気持ち良い風に吹かれてはしご酒
ソウルの夜はまだ続きます
柚子こしょう
秋分の末候
蟄虫坏戸(むしかくれてとをふさぐ)
玄関のドアを開けると「金木犀」の香りがフワッと漂って来ました
もうそんな時期なのね
金木犀の過去記事はこちら
昨夜も雨だったせいか、当たり一面に金木犀の強い匂いが立ちこめています
今日は少し二日酔いの朝
むせかえるような金木犀の匂いが鼻につきます
同じ匂いでも体調によって感じかたが変わるものなんですね
やっぱり、健康第一です
今日はこの時期のお楽しみ
「柚子こしょう」を作ります
赤くなる前の青唐辛子は夏が旬
青柚子が出回る時期と重なるのは9月のほんの短い今の時期だけ
まさに出会いものですね
青唐辛子の種を取ります
これが一番大変な作業
手には手袋必須!息を吸うとむせるくらい強烈な辛味
あとは青唐辛子、青柚子の皮と塩をフードプロセッサーでガッーとするだけ
少し柚子果汁も入れます
冷蔵庫で1週間熟成させて出来上がり
手作りの柚子こしょうは格別なおいしさ
冬の鍋にはかかせません
鍋楽しみ~
もう冬へ思いをはせたりして
そして冬、鍋を食べていると柚子こしょうを作った時のことを思うんです
残暑が厳しかったなぁ
9月はずっと雨だったっけ、台風も来たわ
やっぱり保存食ってタイムカプセルみたい