歳時記生活―旧暦のある暮らし―

旧暦のある暮らしに憧れて…二十四節季・七十二候を少し感じながら毎日過ごしてみたいと思います

メジロ

二十四節気 啓蟄

七十二候は 桃始笑(ももはじめてさく)

 

啓蟄とは冬ごもりしていた虫が顔を出す頃、という意味

まさに日増しに暖かくなっています

 

近所のさくらんぼの木の花が満開です


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さくらんぼの木の過去記事はこちら

鳥の鳴き声がします

上を見上げると緑色の鳥がいました


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ウグイスかな?

よくよく見ると目の周りが白い

 

調べてみると「メジロ」でした

メジロは雀よりも小さく色はきれいな黄緑色

(よく似ているウグイスはくすんだ草色をしています)

一番の違いは目の周りが白いこと

これで簡単に見分けがつきますね

メジロは雑食で虫や木の実なども食べますが、花の蜜が大好物とのこと

 

いつの間にかさくらんぼの木には3羽のメジロがいました

「ピピピィー」「ピィー」

楽しそうに枝を飛び回るメジロ

さくらんぼの花がゆらゆら

春が来てうれしいね

 

 

 

 

 

 

 

三浦大根

二十四節気 雨水

七十二候は 草木萌動(そうもくめばえいずる)

暖かい日の後は冷たい雨、またぽかぽか陽気

確実に春がやってきています

 

先日行った三浦三崎で買ってきた「三浦大根」


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過去記事はこちら

三浦大根は神奈川県の三浦半島の特産の大根の品種です

煮くずれしにくいのでおでんなどにぴったり

なますにするとしゃきしゃき感が違います

 

普通の青首大根よりかなり大きく、3キロから5キロなんていうのも当たり前


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そのため高齢化が進む農家にとっては収穫が大変で、栽培農家が激減

今では三浦半島の大根の1%しか出荷がないそうです

コヤギも頑張って家まで2時間かけて持って帰ってきました

さっそくお料理、楽しみ~


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三浦大根と鳥だんごの鍋


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大根と卵の煮物

もちろん、なます


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大根ステーキ

 

三浦大根を食べるのは初めてですが、本当においしい!今まで食べなかったことを後悔しています

特になますは今までのなますとは別物

来年のお正月はぜひこの三浦大根でなますを作りたい

 

この年になっても、まだまだ食べたことが無いものがありますね

旅に出ると新たな出会いや新鮮な発見があります

次はどこに行こうかな



 

河津桜(三浦海岸)

雨水の次頃

「霞始靆」(かすみはじめてたなびく)

 

この時期早咲きの桜「河津桜」を見に三浦海岸まで出掛けて来ました

 

「みさきまぐろきっぷ」というお得なきっぷを品川駅で購入

往復の京急線京急バスフリーパス、お昼ご飯と施設やお土産などに使えるパスがついて3500円です

みさきまぐろきっぷの詳細はこちら

三浦三崎といえばまぐろ!

まずはまぐろ丼で腹ごしらえ

おいしすぎて写真を撮るのを忘れました

 

名産品の三浦大根


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普通の大根の、3~4倍はあります

 

お目当ての河津桜三浦海岸駅で下車

少しピンク色が濃い可愛い桜です


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今が満開

線路沿いには黄色い菜の花


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まだまだ肌寒いのですが、花たちが春を教えてくれています

春が来るって、なんでこんなにうれしいんだろう

若いときはそんなに思わなかったけどね

 

ふと周りを見るとかなり年齢層が高いわ…

みんな楽しそう

花を見て幸せ

春を感じるのがうれしくて

 

年をとるのも良いのかもしれません

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フルーツケーキ

立春の末候

魚上氷(うおこおりをいずる)

 

立春を過ぎてもまだまだ寒い日も多いです

この時期の寒さを余寒と言うそうです

 

こんな日は暖かい部屋で熱い紅茶を飲むのが幸せ

この時期、紅茶と一緒にいただくのはフルーツケーキ


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イギリスに古くから伝わる伝統的なお菓子、フルーツケーキ

ドライフルーツをたっぷりのお酒に漬け込んでくるみなどを入れて焼き上げます

 

コヤギも冬の間に何回かフルーツケーキを作ります

レシピは小さい頃から読んでいるお菓子の本

「non・noケーキブック」


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30年前のものですが、今でもページを開くとワクワクします

 

この本のレシピで作るフルーツケーキは少しダークな大人の味


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何ヵ月も前から、ブランデーとラム酒に漬けておいたフルーツをたっぷり入れます


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出来上がりのケーキにも洋酒をたっぷり染み込ませて、1週間以上寝かせます

1ヶ月以上日持ちするので、コヤギはお休みの日のティータイムに少しずつ切り分けて食べています

 

フルーツを漬ける時間、作る時間

そして食べるまでの時間

待つ時間もとっても贅沢

 

フルーツケーキと紅茶でホッと一息

時間がゆっくり流れていきます

 

 

 

 

 

 

立春始まりカレンダー

二十四節気 立春

七十二候は 東風解凍(はるかぜこおりをとく)

 

昨日は立春

新しい年のスタートです

去年の立春の記事はこちら

昨日はコヤギ地方は昼間の気温は19度にもなりました!でも今日は10度も低くなっています

春は近いのか?まだまだなのか?

 

でも立春が来ただけで毎年うれしい

まだまだ寒いけれど「春になったぞー」という希望がありますね

一年で一番うれしい季節です

 

立春始まりの新しいカレンダーを飾ります


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「七十二候カレンダー」

カレンダーは七十二候、5日か6日ごとの日めくりになっています

美しいイラストが見ているだけで楽しい

 

去年も欲しかったのですが、売り切れで今年は早めに購入

SHICOさんのサイトで購入しました

 

 

昔の日本人は5日ごとに季節のうつろいを感じていたんですね

 

今は毎日があっという間で、気がついたら1か月が過ぎていた、なんてこともしょっちゅうです

コヤギはめくるのさえ忘れそう?

いえいえ、今年はこのカレンダーを見ながらもっともっと季節を感じたいな

もう少しゆったりと時間が流れますように…

 

 

 

 

 

 

 

初午

大寒の末候 

鶏始乳(にわとりはじめてとやにつく)

 

今日は初午です

初午の過去記事はこちら

 

近所の道端にあるお稲荷様

初午の日は毎年農家のお婆さんが、新しいよだれ掛けをかけてあげています

昨晩のお稲荷様


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赤色だったよだれ掛けは、一年経って色褪せて白くなっています

 

今夜のお稲荷様


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真新しいよだれ掛けになっていました

 

稲荷神の遣いのきつねの大好物が油揚げ

そのため初午の日には油揚げを備え、稲荷寿司を食べるそうです

 

コヤギはやや糖質オフしていることもあり、「油揚げのピザ」を作りました



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明日は節分

一年の区切りはやっぱりここなのかも

毎年気持ちを引き締める

牡蛎のオイル漬け

二十四節気 大寒

七十二候は 鶏始乳(にわとりはじめてとやにつく)

 

大寒も残すところもあとわずか

この冬は風が吹く日が多くて、気温よりも寒く感じました

調べたら、風速1メートルで体感温度が1度下がるとのことです

木の葉が舞う程度だと風速5くらいなので、気温が8度でも体感温度は3度!

寒く感じるのも無理ないです

 

寒いのは嫌だけど、おいしくなるのは牡蠣

毎年のお楽しみ、冬が旬の牡蛎で「牡蛎のオイル漬け」を作ります


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身が縮むので大粒の牡蛎を選びます

よく洗ってピカピカに

 

レシピはクックパッドの人気レシピより


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ニンニクの香りがたまりません


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オリーブオイルに漬け込んで…

すぐ食べたくなりますが、1週間待つとおいしさアップ

白ワインといただくと最高!

 

冬は嫌いなので早く終わって欲しいけど…

冬においしいものがたくさんあるのよね

やっぱり冬がなくなるのは困ります