桜鯛
二十四節季 穀雨
七十二候は 葭始生(あしはじめてしょうず)
ポカポカ暖かく明るい日差し
外を歩けばいたるところで花が咲いています
まさに春爛漫
スーパーでも春らしいものが並んでいます
春キャベツ、タケノコ、えんどう豆
お魚コーナーで桜鯛を発見
桜鯛について調べてみました
・桜が咲く頃に出回る、ピンク色の真鯛を
桜鯛と呼んでいる
・真鯛は産卵が近づくとピンクが濃くなる
桜鯛という鯛ではないんですね
鯛の旬は2月から4月と言われていますが、それは産卵に向け栄養を蓄えるからだそう
しかし、産卵間近の桜鯛は卵に栄養を取られるため、一番美味しいとは言えないという話もあるようです
ただピンク色で桜を思わせる桜鯛は日本人にはそれだけでも春を感じるものです
見た目で普通の鯛よりおいしく感じちゃうのも仕方ないことですよね
今日は桜鯛をアクアパッツァにしました
レシピはおびゴハンより
具材と水を入れて火にかけるだけ
素材の味だけでこんなにおいしいなんて!
ときには真の美味しさより、季節の貴重な雰囲気を味わう
それがすごくおいしく感じる
そんなこともあっても良いと思うんです
奥大井の旅
清明の末候
虹始見(にじはじめてあらわる)
引き続き奥大井の旅です
前回の記事はこちら
井川メンパの大井屋さんにお邪魔中、SLの汽笛が聞こえてきました
お店のすぐ裏は大井川鐵道の線路
近くで見ると大迫力!夫と二人で大興奮
千頭の大井屋さんを後に、今日のお宿がある井川へ向かいます
かなりの山道なので暗くなる前に行くのがおすすめです
大西屋旅館
知る人ぞ知る美食の宿
お料理はイタリアで修行された若女将さんが作る創作料理
地のモノにこだわっています
ヤマメのグラタンや紙包み焼きなど、バラエティーに富んだヤマメ料理
ジビエ料理はぜひ!こちらは猪のパイ
ソムリエの資格も持つ若女将さん
貴重な美味しいワインがリーズナブル!
ちょうどフランスに仕入れに行った後だったので、自慢のチーズも種類が豊富でした
美しい山の中にある驚きと感激のお宿でした
またきっと井川に来たいと思います
今度来たときは「南アルプスあぷとライン」に乗ったり、井川湖の渡し船にも乗りたい
自然豊かでとっても魅力ある奥大井、忘れられない旅でした
井川メンパ
七十二候は 鴻雁北(こうがんかえる)
前々から欲しかった「井川メンパ」を手に入れるため静岡県へ一泊二日の旅行へ行きました
井川メンパとは静岡市の大井川上流の山里「井川」で昔から作られているお弁当箱
桧で作る曲物を桜の皮で縫い合わせて、漆を縫って仕上げます
全て天然素材で出来ていて、メンパに入れたご飯は水分が丁度良くなり、抗菌作用で夏もおいしいとのこと
今は作り手の職人さんが二人しかいないので、手に入れるのが困難な井川メンパ
注文して半年待ちが普通です
すぐには手に入らない覚悟で出掛けました
初めて行く奥大井
本当に良いところ
どこを見渡しても一面の茶畑
緑が美しい
大井川、エメラルドブルーです
立ち寄ったのは千頭にある大井屋さん
若き店主が情熱を持って取り組んでいます
運良く工房を見せていただき、井川メンパについて色々お話を伺うことが出来ました
これは見本で、やはり在庫はほとんど無い状態でした
それでも欲しかったお弁当箱はなんとかゲット!ラッキーです
山を越えて来た甲斐がありました~
初めは小判型のお弁当箱を考えていましたが、そもそも井川めんぱは丸型だったというのを聞いて丸いのを選びました
昔は山仕事でお腹がすくため、この弁当箱の蓋にもご飯を詰めていました
10時に器のご飯を食べて、15時に蓋のご飯を食べていたそうです
その名残で、井川メンパの蓋は器が隠れるくらい深いのだと、店主の前田さんが教えてくれました
人々の生活の中から生まれた井川メンパ
決して派手ではないけれど力強さと美しさがあります
手に入れられてとてもうれしいです
「ボォーーー!シューッ」
ん?SLの音だ!
奥大井の旅は続く
お花見
七十二候は 玄鳥至(つばめきたる)
今日は毎年恒例のお花見に行きました
お花見の過去記事はこちら
夫と二人、自転車で行く道も毎年同じ
桜がきれいなのに誰もいない秘密の穴場です
もう満開で散り始めているのかと思いきや、まだ9部咲きといったところでした
今年は開花してから寒い日が続いたもんね
なので、まだ蕾もあるし今日の風で散っている桜も…
本当は満開の時に来たいけど、明日は仕事だし…
満開で暖かくて晴れていて、風が無くて仕事が休みでお花見に行ける、なんていうのはなかなか無いですね
さぁーお弁当にしましょう
今年は韓国ののり巻き「キンパ」
当然ビールで乾杯!
どこからか歌と手拍子が聞こえて来ます
「炭鉱節」「憧れのハワイ航路」「同期の桜」
遠いのでよく見えませんが、歌のセレクトからして80代以上の先輩集団でしょうか?
みんなで歌ってかけ声と手拍子、踊りも出ています
すごくすごく楽しそう
本物のお花見を見たような気がします
目の前の夫もニコニコ
「年取ったらあんな風にしたいね」
あんな風とはどんな風?
でも幸せな空気に包まれていたのは間違いなく感じました
憧れのお花見です
桜と雀
七十二候は 雷乃発声(かみなりすなわちこえをはっす)
桜が咲いたとたんに冬に逆戻りの寒さ
今年は震えながらのお花見でしょうか
まだお弁当を持ってお花見に行っていないコヤギ
桜が散ってしまわないか心配です
近くの神社にまたまた桜の様子を見に行きました
先日の神社の桜の記事はこちら
もともと古い木なので花も少ない神社の桜
少し散り始めているようです
あれ?花ごと落ちてる桜があります
桜の花は花びらがヒラヒラ落ちるイメージなんだけど…
調べて見ると、どうやらすずめの仕業
桜の花の蜜が好きな鳥はヒヨドリやメジロですが、細いくちばしを花の奥に入れて上手に蜜を吸うそうです
ところがすずめはくちばしが太いので、花の付け根を食いちぎり蜜を吸う
しかも、雀がこのような行動をするのはわりと最近のことらしいのです
雑草の種子などを食べる雀ですが、近来空き地が減り食べ物が少なくなり、蜜を吸うようになったと考えられています
他の鳥を見よう見まねで覚えたのでしょうか
すずめ、すごいです!
桜を待っていたのは人間も鳥も雀だって同じ
今まで桜しか見ていなかった自分に反省
これからは桜を見てありがとう
その上でうれしそうな鳥がいてありがとう
みんなに春が来たね、ありがとう
ヒヨドリ
春分の次候
桜始開(さくらはじめてひらく)
今年は桜の開花が例年より早いそうです
テレビでは東京の桜が見頃の話題
それなのに今日は寒い
コヤギ地方は最高気温は9度!
真冬並みの「花冷え」です
花冷えの過去記事はこちら
近所の神社へ桜を見に行きました
ここの桜はかなりの老木
年を取って花もまばらになってきていますが、頑張って咲いています
あいにくの曇り空、桜も寒そう
上を見上げると、桜の花の蜜を吸っている鳥がいます
調べてみると、どうやらヒヨドリみたいです
ヒヨドリは体調約27センチ
全身灰色っぽくて頭がボサボサなのが特徴
以前は越冬してくる渡り鳥でしたが、今では一年中日本にいるようになりました
虫なども食べるそうですが、甘い蜜や果実が大好物
器用に桜の花の蜜を吸っては、また違う枝に飛び移るヒヨドリ
桜を待ち望んでいるのは人間だけじゃないんですね
菜の花
二十四節季 春分
七十二候は 雀始巣(すずめはじめてすくう)
昨日は春分の日 お彼岸の中日でした
過去の春分の記事はこちら
東京では昨日桜の開花宣言が発表されました
家の近所では色々な花が咲きだしています
こぶし、木蓮、ミモザ、下を見れば菜の花、ペンペン草、ムラサキハナハ…
これで桜も咲いてしまうんだから大変
毎年この時期は、うれしいけどとっても忙しいですね
この時期コヤギが毎日食べているのは、農家の野菜コーナーで山積みで売られている「菜の花」
たっぷりの出汁につけておひたしにして作り置きしています
そのまま食べるのはもちろん、色々アレンジ出来るので便利なんです
今日は菜の花のペペロンチーノにしてみました
菜の花
見つけるとうれしくて
食べるとおいしくて、うれしくて
花なのに食べられる菜の花
春をつれてきてくれる菜の花