土用の丑の日
七十二候は 桐始結花(きりはじめてはなをむすぶ)
今年はまだ梅雨が開けません
それでも時々のぞく日射しは、痛いくらい強くて…
もう夏がすぐ足元まで来ています
今日は土用の丑の日
土用の過去記事はこちら
土用の丑と言えばやっぱり「鰻」
完全養殖が出来ず、稚魚を捕獲しなくてはならない鰻の養殖
その稚魚が今年も激減しているそうです
年々鰻の価格は上がっていますが、今年は過去最高値を記録しているとか
スーパーでは国産うなぎが一尾2900円!
迷いましたがやっぱり購入しました
土用の丑の日だもん、食べたいです
「鰻の混ぜ寿司」
きゅうり、大葉、ミョウガと合わせ、夏らしい爽やかな一品に仕上がりました
少しのうなぎでも大満足です
おいしく楽しく夫と鰻を食べていましたが、ふと「もしかしたら近い将来、もう鰻はいなくなるかもしれない…?」
ふとそんな事が頭をよぎりました
異常気象、自然災害、町に出没する野生動物達…
いつもの日常の中で、ぼんやりとした不安を感じることが多くなった今日この頃
夏が大好きだったのに…
夏もいつしか楽しいだけの夏ではなくなりつつあります
年のせいかな…
きっとそうかもね
今年の夏はもうすぐそこ!
四葉きゅうり
七十二候は 鷹乃学習(たかすなわちがくしゅうす)
ずっーとどんよりジメジメ、お日様はどこへいってしまったんでしょうか
今年の梅雨は梅雨のお手本のようです
少し前まで3本150円だったきゅうりも、290円に!日照不足で不作のようです
近所の農家の野菜コーナーも、ここにきてきゅうりを見なくなりました
農家の野菜コーナーの過去記事はこちら
農家の方に聞いたら、この辺のきゅうりの出荷の最盛期は6~7月だそうです
なるほど、きゅうりは夏が旬だと思っていましたが、思ったより早めになくなるんですね
確かにスーパーでは通年あるので、意識しにくい野菜のひとつです
普通のきゅうりは無かったのですが、変なきゅうりを発見!
四葉きゅうり(すうようきゅうり)
普通のきゅうりより長くてイボイボが多め
このイボイボ(とげとげ)が、出荷過程できゅうりに傷がつきやすく、痛みやすいことからあまり市場に出回らなくなったそうです
今日は「すうようキュウリ」を醤油で浅漬けにしました
大好きなパクチーとあえて仕上げました
見た目より皮も柔らかく、水っぽくなくて身がしまって味も濃いです
いつものきゅうりとはまるで違う野菜のよう
きゅうりって世界で一番、栄養が無い野菜と言われているらしいです
でも、これだけは確実に言えます
日本の夏には無くてはならない野菜!
きゅうりを食べると涼しく感じます
きゅうりを食べると夏だなー!って思うのです
蛸
七十二候は 半夏生(はんげしょうず)
半夏が生え始めるころ
「半夏」は「烏柄杓」(からすびしゃく)の異名。この頃までに田植えを終える目安とされてきました。
過去記事はこちら
日本の天気予報の的中率は世界でもトップクラスだそうです
それは、稲作で生きてきた農工民族だからこその、天気への関心の高さから来ています
天気=食物=生死にかかわるから
なるほど、なるほど…
だから七十二候は農業の目安となる意味のものが多いんですね
今日は「半夏生」
田植えを終えた稲が、蛸の足のように地に根が張りますように…
と願いを込めて蛸を食べるのだとか
コヤギの夕飯もタコにしました
「タコとキュウリとトマトのマリネ」
たくさん植えられた稲から、立派なお米がたくさん実りますように!
おいしいお米が食べられますように!
新生姜
七十二候は 乃東枯(なつかれくさかるる)
夏枯草(かこそう)が枯れる頃
夏枯草の過去記事はこちら
今は保存食の季節
梅干し、らっきょう、新生姜
気ばかり焦るし、この時期は毎年イライラします
楽しみにしているのになんでだろう?
〔理由を考えてみました〕
・仕事が終わって夜作るのが大変
・休みに作ろうと思っても、うまくその日に 素材が届かない
・新鮮なうちに調理したいけど、忙しくて出来ない
・季節のものなのであっという間に無くなる
・一人で一生懸命作っても別に誉められない
そうか、つまりは自分の思う通りにならないからなんだな
考えて見ればそれは当たり前
梅だってらっきょうだって自然のもの
早いときもあれば遅いときもある
そして、なぜか保存食作りが好きなコヤギ
好きなことを勝手にやっているんだもん、幸せなことです
イライラするのはもったいない
ということで、今日は届いてからもう3日も経ってしまった「新生姜」で保存食作り
「本当は届いたその日に作りたかったのよね」ブツブツ
おっ!またまたイライラしてきた、ダメダメ
薄くスライスして、塩をふって、さっと茹でて、瓶を煮沸消毒しとかなきゃ
段々楽しくなってきた~
今日は赤梅酢で紅生姜、甘酢でガリを作りました
これで一年間安心安心
いつでもおいしい紅生姜とガリが食べられる
「あ"ーあ"ー」
外では今年生まれたカラスの子供の鳴き声がします
6月だなぁ…
水なす
七十二候は 腐草為螢(くされたるくさほたるとなる)
「腐った草が蛍になる」意味が分かりづらい少し変な七十二候でが、昔はそう言われていたようです
蛍の過去記事はこちら
スーパーで「水ナス」を見つけました
コヤギが水ナスを初めて食べたのは数年前
大阪の岸和田という所へ行ったときです
丸くて大きな茄子を糠漬けにして売っていました
水ナスは大阪泉州地域で昔から栽培されている茄子
丸い卵形で皮が薄く生で食べられます
水分たっぷりで搾れるほどジューシー
地元では糠漬けにして浅漬けで食べるのが一般的
一口食べたときの衝撃!!
「えーっ!これ茄子?果物みたい!」
それ以来、毎年夏は水ナスの糠漬けをお取り寄せしています
コヤギ地方ではスーパーではあまり見かけない生の水茄子、やっぱり産地は泉州になっていました
今日は自分で糠床に漬けてみました
1日だけ漬けた浅漬けです
茄子が太っているから、コヤギの小さい糠床は窮屈そう、、ごめんね
「包丁使ったらあかんよ、手で割くんよ」
岸和田の漬物屋さんに教えてもらった通り、縦に手で割いていきます
サクサクジューシーでおいしい~
流通が発達した今日だから、遠い大阪の茄子もいただけるんですね
感謝です
初夏のソウル
七十二候は 麦秋至(むぎのときいたる)
5月にしては暑い日が続いていましたが、湿度がなく爽やか
一年中で一番ワクワクする大好きな季節
初夏のソウルへ行ってきました
今回はまたまた最近お気に入りの街、付岩洞(ブアムドン)へ
過去記事はこちら
以前から気になっていたプアムドンから見える万里の長城みたいな城壁
正式な名称は「ソウル漢陽都城」
朝鮮王朝時代に敵の侵入を防ぐために山の稜線に沿って石材を積んで築かれた城郭
ソウルを囲む4つの山を結んで、一周するように建造されていて、全長18.6km
今日では修復工事もされて、歴史と自然を楽しむことが出来るトレッキングコースとして人気スポット
コヤギも今回歩いてみることに
外国人はこの先の受付でパスポートを見せて許可証をもらいます
たまたまなのか、この日はパスポート提示は求められませんでした
ひたすら階段を昇ります
平日なので人気もまばらですが、外国の観光客やシニアの登山グループなどもチラホラ
所々軍人さんが立っていたり、写真撮影が禁止な場所があります
やはりここは韓国なんだ
かなり登ってきました
振り帰ると眼下に広がる景色
日本と同じく新緑が美しい
運が良いと鹿と出会えるらしいです
ここは本当にソウルなの?
ゆっくり40分くらいかけて山の頂上に到着
ここから下りで「臥龍公園」方面へ続きます
コヤギは今回は来た道を戻ります
正直足がもうガクガクです
やっとの思いでプアムドンへ戻りました
カフェでひと休み
「クラブエスプレッソ」
コーヒーが美味しいと評判のお店
大統領が飲んだという「ムン・ブレンド」を注文しました
木漏れ日のテラスでホッと一息
韓国にも二十四節気があると聞いています
今は「ソマン(小満)」
新緑を見ても、青い空を見ても、行き交う人々を見ても…
日本と韓国は同じだなー
いつもそう思えるのです
続ファスティング
蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ)
今年一番の大雨の後は真夏のような天気です
ファスティングレポート後半です
ファスティングの前編はこちら
2日の準備期の後、3日間酵素ドリンクと水だけで過ごすファスティングが終了しました
ファスティング明けの最初の食事のタイミングで、「大根クレンジング」なるものにトライしました
ファスティング好きな友人のおすすめです
これをすることにより、宿便が出て腸が洗浄され、スッキリ爽快感を味わえるとのこと
やり方は…
・昆布と2リットルの水で大根1/3を柔らかく茹でる
・梅干しを叩いて、ゆで汁に溶かし飲む
・大根を食べる→ゆで汁を飲む
結構大量なのでお腹も苦しいですが、頑張って全部食べます
すると、お腹がぐるぐるしてきます
トイレに何回もいって腸洗浄が完了!
宿便が出るかはともかく、スッキリ感は感じますね~
回復期2回目の食事は重湯
その次はお粥、野菜スープなど食べて回復期を過ごします
お粥がこんなにおいしいなんて驚きです
1週間のファスティングで体重が3キロ減りました
お腹も少しへこんだような…
一番驚きなのは自分の意識の変化
今まで味の濃いものを食べてたな
ジャンクなものも喜んで食べてたな
お酒も飲み過ぎてたかも…
もっと体の声を聞かないと…
なんて反省しきり
1週間で少し心も生まれ変わったような感覚
ファスティングの不思議な力を感じました