歳時記生活―旧暦のある暮らし―

旧暦のある暮らしに憧れて…二十四節季・七十二候を少し感じながら毎日過ごしてみたいと思います

壮絶なカエル

二十四節気清明

昨日から七二候は鴻雁北(こうがんかえる)

 

「クッークッー」

蛙が鳴き始めました

七二候で「蛙始鳴」は立夏の頃のはず…

歳時記で調べてみると「蛙」は春の季語

確かに毎年今頃から蛙が出てきます

 

夜、帰り道に大きな蛙

道の中程にいるので車に引かれてしまう

道の脇に戻そうと足で押しても動きません


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良く見ると蛙の上に蛙そしてその下にも蛙!

ただならぬ空気

 

調べてみるとヒキガエルはちょうど繁殖期

雄が雌に抱きつき産卵と受精が同時に行われます

メスを奪い合い1匹に何匹もの蛙が抱きつくことも

押し潰されたり、絞め殺されてしまう雌もいるそうです

まさに命がけの産卵

壮絶な蛙の世界

 

車に引かれないように祈り、立ち去ります

あまりに厳しい自然の営み

力強く生きる蛙の姿が、いつまでも目に焼き付きます