歳時記生活―旧暦のある暮らし―

旧暦のある暮らしに憧れて…二十四節季・七十二候を少し感じながら毎日過ごしてみたいと思います

夏越ごはん

二十四節気 夏至

七十二候は菖蒲華(あやめはなさく)

 

どんより梅雨空

本日は夏越の祓(なごしのはらえ)

過去記事はこちら

「夏越ごはん」が注目されているようです

雑穀のご飯に夏野菜のかき揚げを乗せたもの

ここ最近盛上がってきたみたい

 

気になって「夏越の祓」にちなんだ食べ物を調べてみました

 

京都では「水無月」というお菓子が昔から食べられているそう

 
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3角形のういろうの上に邪気を払う小豆

この形は氷をイメージしています

厄除けと暑気払いというところでしょうか…

 

その昔、冬の間に沼や池で出来た氷を氷室と呼ばれる貯蔵庫に保存し、旧暦6月1日に朝廷や幕府に貢いでいました

冷凍庫なんてなかった時代

氷は庶民には高嶺の花

氷に見立てたお菓子や料理を食べて冷たい氷の風情を楽しんだのだそう

 

日本人の感性の豊かさに感動します

 

コヤギも今日にぴったりなものを作ってみましたよ

「氷室豆腐」
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愛読している「おかずのクッキングNo.210」より

お豆腐を切り出した氷片に見立てています

とろろと出し汁を冷たく冷やして

結構作るのに手間がかかり大変でした

 

でも普段とは違う特別な時間です

お豆腐がすっーと喉に流れていく爽快感

半年分の厄落としが出来た気がします

やっぱり食べ物って大切

素直に感謝の気持ちが溢れてきます

 

明日からの半年、無事に過ごせますように…