歳時記生活―旧暦のある暮らし―

旧暦のある暮らしに憧れて…二十四節季・七十二候を少し感じながら毎日過ごしてみたいと思います

お伊勢参りの旅〈2〉

小寒の末候

雉始雊(きじはじめてなく)

 

今日はいよいよ伊勢神宮参拝

伊勢参りの旅〈1〉はこちら

本日のコースは二見浦、外宮、猿田彦神社、内宮の順番です

 

まずは二見浦へ

夫婦岩」から昇る日の出が有名な「二見興玉神社


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ここは古来より伊勢神宮を参拝する人はその前に二見浦で禊を行って、身を清めたといいます

 

バスで移動中に家々の玄関の正月飾りを見ていると、全部同じもののような気がします


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バスガイドさんに聞いてみると、伊勢では正月だけではなく一年中、このしめ縄を飾る風習があるとのこと

それにはこんな言い伝えがあります

 

昔々、須佐之男命がこの地で暴風雨に遭って

困っていましたが、村人は誰も助けてくれません。その時蘇民将来(そみんしょうらい)だけが暖かく迎えてくれました

命はそのお礼に「悪病が襲うから、家の周りを茅垣で囲うように」と教えると、翌朝村人はみな死んでいました。命は立ち去る時、「悪疫が流行したら蘇民将来子孫家門と書いて門口にはるとよい」と言い残しました

以後この地方では、門口に「蘇民将来子孫家門」の木札を注連縄で飾り、厄除けとするようになりました

 

初めて知りました~

やはり旅って発見の連続ですね

さすが神様と共に生きてきた伊勢

今もずっと人々はこれを守って暮らしています

 

伊勢神宮は外宮から内宮の順番で参拝するのが良いとされています

外宮は天照大神のお食事を司る神様をおまつりしています


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内宮もそうですが、正宮(しょうぐう)の一番手前まででしか私達は参拝出来ません

御垣内参拝(みかきうちさんぱい)といって、手続きを踏むと、このひとつ先まで行けるそうです

その時は男女共に正装でなくてはなりません

奥の正殿へは天皇だけが入ることが出来、皇室の方も入ることは出来ないとか

日本にそんな場所があるなんて

神秘的ですね

 

こちらは内宮
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この後とてもイレギュラーなことが!

 

いつもは通してない古殿地への道が通れるようになっていました

バスガイドさんによると、人が本当に多いとき年に数回しか通れない道とのこと

4重の垣根に囲まれていて正面からは見られない正殿ですが…
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なんと屋根が見えました

ありがとうございます、神様

 

伊勢神宮では参拝のとき、お願い事をしてはいけないそうです

したくなる気持ちを抑え、感謝の言葉を伝えました

 

さぁ、参拝が済んだらお楽しみのおかげ横丁


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ビール大好きコヤギ

伊勢の地ビール「伊勢角屋麦酒」へ

焼牡蠣とクラフトビールがたまりません


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もちろん「赤福

お腹がいっぱいで二人で1つしか頼まなかったのに、お茶を二杯付けてくれました

赤福の店員さん達は、皆さんとても対応が良く親切で、旅人をもてなす気持ちがうれしいです

 

もう集合時間です!

ツアーなので自由に、とはいきません

でも、初めての伊勢神宮なのでツアーで良かったと思います

ガイドさんのお話が聞けるのがなにより収穫ですね

参拝、参拝の1日でしたがスムーズにバスで移動出来ました

 

他にも行きたいところは日本中あるけれど、また是非訪れたい

伊勢は神秘的で魅力的な街でした