お墓参り
虹始見(にじはじめてあらわる)
昨日今日は春らしいポカポカとした陽気
お墓参りに行きました
場所は一応東京都
里山の雰囲気が残る山あいです
お彼岸もとうに過ぎているからひっそり
ここだけ異空間
時代劇にでもタイムスリップしたような感覚
桜がまだ咲いています、本当にきれい
早くに亡くなった母親が入っているお墓
でも、ここには母はいない気がしてなりません
江戸っ子でしんみりするのが嫌いだった母
田舎っぽいコヤギ地方を嫌っていたっけ
それに、祖母と仲が悪かったから同じお墓にいるとは思えません
死んで自由の身になったら、ここにはいないはず、多分…
でもコヤギは案外この山の中のお墓が気に入っています
空気も良く、自然がいっぱい、桜もきれい
でもずっとずっと、ひとりぼっちでここにいると思うと寂しいかな
コヤギは死んだらどこに行こう
悩みどころです
壮絶なカエル
昨日から七二候は鴻雁北(こうがんかえる)
「クッークッー」
蛙が鳴き始めました
七二候で「蛙始鳴」は立夏の頃のはず…
歳時記で調べてみると「蛙」は春の季語
確かに毎年今頃から蛙が出てきます
夜、帰り道に大きな蛙
道の中程にいるので車に引かれてしまう
道の脇に戻そうと足で押しても動きません
良く見ると蛙の上に蛙そしてその下にも蛙!
ただならぬ空気
調べてみるとヒキガエルはちょうど繁殖期
雄が雌に抱きつき産卵と受精が同時に行われます
メスを奪い合い1匹に何匹もの蛙が抱きつくことも
押し潰されたり、絞め殺されてしまう雌もいるそうです
まさに命がけの産卵
壮絶な蛙の世界
車に引かれないように祈り、立ち去ります
あまりに厳しい自然の営み
力強く生きる蛙の姿が、いつまでも目に焼き付きます
お花見
七二候は玄鳥至(つばめきたる)
今日はお花見に行きました
前々から夫と休みを合わせて計画
うーん、なんか風が強いです
でも週末は雨の予報だし、今日しかない…
桜を見るのも今の慌ただしい時代には至難の技です
自転車で多摩川近くの秘密の場所へ
桜がたくさんあるのに、なぜか人がいないんです
毎年ここに来て、桜を見ながらお弁当を食べるだけですがとっても楽しみなんです
朝からお弁当作り
これも桜の下でおいしいビールを飲むため
早起きして頑張ります
レシピは大好きな「茅乃舎だし」の春の御料理読本から
いつもセンスあるレシピ、参考にしています
肝心の桜は
6、7分咲きでした
うーん、残念
なかなかグッドタイミングで見られない
会えないままさようなら、なんてことも…
だからこそ、みんなが熱狂し恋い焦がれる
来週の休みまで待っててくれないかな
もう1回会いに行くね
大根の花
本日より二十四節気は
清明(せいめい)
万物すべてが清らかで生き生きするころ
七二候は玄鳥至(つばめきたる)
すがすがしく明るい空気に満ちあふれ、生命が輝く季節の到来です
まさにそんなものを発見
力強く伸びている大根の花
畑でほったらかしにされている大根から、勢い良く白い花が咲いています
本来花が咲く前に収穫される大根
花が咲いたら「ス」が入って美味しくないそうです
「生産緑地農園」という一応形は畑
でもほとんど空き地状態、というものも少なくありません
おあいそで植えられた野菜も、収穫されずほったらかし
食べられることなく一生を終える大根がなんだかかわいそう
でも大根はそんなこと気にもせず、伸び伸びいきいきと咲いています
大根の気持ちは大根にしか分かりませんが
なんだか今を楽しんでいるみたい
明るい日射しを浴びてキラキラ輝いています