歳時記生活―旧暦のある暮らし―

旧暦のある暮らしに憧れて…二十四節季・七十二候を少し感じながら毎日過ごしてみたいと思います

菜の花と藤の花

二十四節気 穀雨

七十二候は 葭始生(あしはじめてしょうず)

 水辺に葭が芽吹き出す頃

葭の過去記事はこちら

 

今年は例年より花の開花が早いそうです

GWに見頃を迎えるはずの芝桜やネモフィラがもう満開だとか

 

ご近所のつつじもこの通り


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お散歩中、めずらしいものを発見


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菜の花の上に藤の花

少し咲く時期が違うのに仲良くコラボ

今年の藤の花も少し早めです

藤の花の過去記事はこちら

菜の花もこの季節らしくすくすくと成長


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フェンスからはみ出し放題です

 

コヤギは何もかもが生き生きとする、この季節が大好き

でも、色んな花が一斉に咲くのでもったいなくて、気忙しい

順番に咲いていってくれたら良いのに…

毎年そんなことを思います

 

 

 

 

 

 

たけのこ

 

二十四節気 清明

七十二候は 虹始見(にじはじめてあらわる)

 春、雨上がりに空に初めて虹がかかる頃ころ

 

2日間冷たい雨でしたが、今日は良いお天気

気温もぐんぐん上がりました

今年の春は寒暖差が激しいです

 

「雨後の筍」

雨が降ったあと筍が次々と生えてくることから、同じようなものが相次いで現れることの例え

 

コヤギは雨が嫌いですが、雨は筍にとって大事な恵みなんですね

 

筍を買ってきました

筍の過去記事はこちら

今年初の筍
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糠と鷹の爪を入れて下茹で1時間

筍は食べたいけど、これが大変に感じるのはコヤギだけでしょうか

 

今日は「おびごはん」で見たレシピ


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「若竹焼きつくね煮」
やっぱり筍にはわかめが合いますね

レンコン入りのつくねが最高です

 

おいしいんだけど、手間隙かかる筍

エイヤッと気合いを入れないと食べられないから余計においしく感じるのかしら

 

雁風呂

二十四節気 清明

七十二候は 鴻雁北(こうがんかえる)

 

雁が北へ帰っていく頃

雁は夏場をシベリアで、冬は日本で過ごす渡り鳥です

昔は多摩川でも見られたそうですが、今は宮城県の一部にしか渡って来ないと言われています

 
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雁は群れで行動します

渡りの時V字になって飛ぶと、力を温存して長い距離を飛べるそう

時々先頭が入れ替わる!すごいです

 

 つばめはたった一匹で海を渡りますが、対象的ですね

つばめの過去記事はこちら

 

速く飛べるわけでも、強いわけでもない雁

仲間と助け合わないと生きられないのかも知れません

渡りの春、群れの一羽が傷ついて飛べないと、その雁の傷が癒えるまでみんなで待っているそうです

とても情の深い鳥なんですね

 

「雁風呂」

青森県津軽地方に伝わる昔話

秋の渡りのとき、雁は一本の木片を加えて飛ぶ

その枝を海に浮かべ羽を休めるためだ

やっと日本に付くと浜辺に木片を落とす

そして春になると、またその浜辺で木片を拾い北へと旅立つ

しかし残っている木片がある

浜辺に残った木片は不幸にも死んで帰れなかった雁のものだろう

人々は残った木片で風呂を炊き、雁を供養したという

 

厳しい渡りをする雁の苦難と命を思う優しい気持ちが感じられる伝説ですね

昔の人達は助け合って生きる雁に、人間に近い親しみを感じていたのかもしれません

 

 

 

 

 

いちご

二十四節気 清明

七十二候は 玄鳥至(つばめきたる)

 

暑くなったと思ったら、ここ数日は3月位の肌寒さです

つばめは今頃海の上を一生懸命飛んでいるのでしょうか

つばめの過去記事はこちら

 

大好きな「いちご」


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もうすぐ旬は終わりだと思うと、ついついスーパーに行くと買ってしまう

 「あまおう」「さがほのか」「紅ほっぺ」「とちおとめ」「さちのか」

最近は本当にいちごの種類が増えました

 

いちごの本来の旬は4月から5月

クリスマスがあることから、12月に出荷の需要はピークになります

それに合わせて栽培技術が進み、本来の旬より早く食べられるようになったそうです

 

今日は買ったいちごでおやつを作りました


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「いちごのショートビスケットケーキ」

昔の栗原はるみさんのレシピ

スコーンのようなサクサクしたビスケットにいちごと生クリームが最高に合います

 

この甘い香りとほのかな酸っぱさ

やっぱりいちごは春の代名詞ですね

 

 

 

 

 

 

貧乏草

二十四節気 春分

七十二候は 雷乃発声(かみなりすなわちこえをはっす)

 

半袖で丁度良い位の真夏日が続きます

さすがにもう寒くならないよね

今日はやっと衣替えをしました

 

外を歩くとたくさんの花が咲いています

本当に春真っ盛り

 

貧乏草を見つけました


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よくよく見ると薄いピンクで可愛らしい花

小さい頃から貧乏草と呼んでいましたがなんでだろ?

調べてみました

 

本当の名前はハルジオン

別名「貧乏草」と呼ばれ、摘んだり折ったりすると貧乏になると言われている

どんな場所にも咲くので、手入れがされていない貧乏な家の庭にも生える…などから「貧乏草」の名前がついた

 

繁殖力があって、色々な所に咲いているからって「貧乏草」はあんまりです

でも、確かに子供の頃は怖くて摘まなかったなぁ

 

名前は残念ですが、そのおかげでこの花は他の花より摘まれなかったはず

良かったのか、悪かったのか…

名前ってすごいですね

 

 

お花見

春分の次候

桜始開(さくらはじめてひらく)

 

今年は例年より早い開花の桜

あっという間に満開です

 

夫と毎年恒例のお花見へ

去年のお花見の記事はこちら

 

 去年のお花見は4月6日だったので、今年は1週間早いお花見です


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もう満開の桜

花びらがヒラヒラ舞っています

 

こんなにきれいな桜なのに、毎年人がいない

秘密の場所です

いつものベンチで早速お弁当を広げます


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今年はお稲荷さんを作りました

 

ビールを飲んで、桜を見て

自然と去年の桜の話をしたり…

 

桜の下でゆったりとした時間が流れます

 

頑張ってお弁当作ってきて良かったな

 

また来年も二人で来たいね

 

 

 

 

 

桜咲く

二十四節気 春分

七十二候は 雀始巣(すずめはじめてすくう)

 

気がついたら桜が咲いていました

去年は4月2日にはまだ一分咲きだったようで、今年は早い開花ですね

過去記事はこちら

 

最近悲しいことがありました

それでも慌ただしく過ごさなければならない毎日

 

駅前の桜
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ふと気がつくと桜も満開に近い?

そういえば沈丁花の匂いもしなかった、咲いている頃のはず

白木蓮はつぼみを見ないうちに、もう美しく咲いています

 

ゆとりがないと春も見逃してしまうのね

 

普通に季節を感じるのが、当たり前だと思っていました

でも実は当たり前ではないのかもしれません

だって、辛いことや悲しいことは誰にでも必ずおこります

そんなときは季節どころじゃありません

悲しみに飲み込まれないように、必死に踏ん張り戦います

季節は知らぬ間に通りすぎてしまうのでしょう

 

季節を感じられること、それだけで幸せなことなんですね