歳時記生活―旧暦のある暮らし―

旧暦のある暮らしに憧れて…二十四節季・七十二候を少し感じながら毎日過ごしてみたいと思います

ウフ・マヨネーズ

二十四節季 啓蟄

七十二候は 菜虫化蝶(なむしちょうとなる)

 

桜の開花宣言があったかと思ったら一転、真冬の寒さに逆戻り

今日はダウンを来てしまいました

もう春なんだなと安心していたのに、がっかりです 

 

 せめて春らしいものを食べたいな

料理の本で、「春は卵の旬」とありました

一年中出回っている卵でも旬があるのでしようか

 

 鶏始乳(にわとりはじめてとやにつく)

鶏が鳥屋に入って卵を産み始める頃

立春の直前の七十二候です

その昔、鶏は冬は産卵せず春が近づくと卵を産みました。

なるほど、本来の卵の旬は春なんですね

 

鶏が品種改良されて一年中卵が出回る今の時代ですが、やはり春の卵はおいしいそうです

冬の間は産卵回数が減り栄養が蓄えられるためとか、冬より餌が豊富なためとか…

 

何はともあれ、卵の黄色は春の色

見ただけで春を感じますよね

 

春の卵料理「ウフ・マヨネーズ」


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ウフはフランス語で卵

ビストロでは定番のオードブルだそうです

ヨーグルトとマヨネーズを混ぜたソースに半熟に茹でた卵

とっても簡単でおしゃれな一品

 

黄色い卵に春の光を感じました

 

 

こぶしの花

二十四節気 啓蟄

七十二候は 桃始笑(ももはじめてさく)

 

暖かい日が続いています

天気予報の解説では、もうダウンコートはしまってもいいとか

 

春を見つけに近所をお散歩

あちこちの木や花につぼみが目立ちます

こぶしの花は…

 
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あれ?まだ咲いてない

去年のブログを見返すと、3月10日には満開でした

「こぶしと木蓮の違いの」過去記事はこちら

この冬は異常に寒かったもんね

少し去年よりは遅い開花の模様です


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おっ!

少し開いたこぶしの花の中に虫がいます

花粉の中に入ってご飯タイム

花びらのベッドでくつろいだり

 

生き物がお腹いっぱい食べたり、安心して眠ったりしているのを見るのはうれしいです

見ているだけで幸せになりますね

 

 

 

ミモザ

啓蟄の次候

桃始笑(ももはじめてさく)

 

朝晩は冷えますが、昼間はポカポカ陽気

 

近所のお宅のミモザが咲きました


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黄色の花を見るとウキウキ、春を実感します

 

毎年楽しみにしているこのミモザ

実は去年は咲かなかったんです

ちょぼっと咲いたら茶色くなっての繰り返し

毎日毎日見ていましたが、通る度にため息

やっと春なのに咲けないなんて、可哀想に

 

今年は咲くよね

心配をよそに元気な姿が見られました

簡単に毎年咲いてるわけではなさそうです

人生は山あり谷ありですね

今年はひときわ明るくきれいに見えます

 

 

ちらし寿司

二十四節気 啓蟄

七十二候は 蟄虫啓戸 (すごもりむしとをひらく)

 

気温が20度になったかとおもえば、真冬の寒さ

三寒四温とは言いますが、今年は寒暖差があまりに激しいですね

三寒四温の関連記事はこちら

 

コヤギは仕事が休み

やっとちらし寿司を作ります

本当は3月3日に作りたかったのですが、仕事に追われて今日になりました

 

朝から具材を仕込みます

にんじん、しいたけ、れんこん、油揚げを細かく切って煮込みます

れんこん半分は甘酢に付けます

絹さやを茹でて

薄焼き卵を焼いて

 

 ちらし寿司って手間がかかります

でも今日は休みだから、あくせくしないで良いもんね

 せっかくのちらし寿司、ゆったり丁寧に作ります

 
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夫は「おいしいー」と言ってパクパク食べています

でも、コヤギは夫よりもっとおいしく感じていますよ、多分絶対

だって、手をかけて作った宝物

作ってる時間は大変だけど楽しくて、食べたときの幸せときたら…

 

作った人にしか分からないおいしさ

自分で作るようになって初めて分かりました

 

 

 

 

 

 

ホタテの稚貝

 

雨水の末候

草木萌動(そうもくめばえいずる)

 

3月になりました

昨夜の春の嵐から一転、今日は昼間は20度まで気温が上がりました

 

お休みだったので自転車でお買い物

風が強く前に進むのが大変

でも暑いくらいのポカポカ陽気

 

スーパーの魚売り場の前で、いつものお兄さんが声をかけてくれました

「今日のオススメはホタテの稚貝!これを見ると春が来たなーって思うよね」

よし!今晩のおかずはこれにしょう


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貝殻の上に付いているミミズみたいのなんだろう、なんとなく気持ち悪いけど

 

調べてみると、寄生虫でした

見た目嫌なだけで、人体に害はないそう

大きなホタテになると、殻の附着物は取り除かれていることが多いそう

稚貝はコスト面で、そのままの状態

でもその分安く売られているのだとか

 

寄生虫の他にも、色々な生物や海藻などホタテの貝殻にはびっしり付いているらしい

そう考えると、ホタテってみんなに頼られているのね

 

殻はよーくこすって洗います

汚れが落ちておいしくなります


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ニンニクとバターで蒸し焼き

貝の旨味が出た汁がまたうまい

 

ビジュアルが苦手な方もいるかもですが、これも自然の恵みの証拠

そう考えたらうれしくて、もっとおいしく感じます

 

 春ならではのホタテの稚貝

ぜひ見つけたら食べてみてください

 

 

 

 

 

 

春の山菜

二十四節気 雨水

七十二候は 霞始靆(かすみはじめてたなびく)

吹く風は冷たいですが、春の匂いを感じます

 

スーパーへお買い物

菜の花、スナップえんどう、筍

野菜売り場はもう春が訪れています

 

行者にんにくとのびるを見つけました

本当は4月から5月が最盛期なので、多分ハウス栽培でしょうか

1パック580円!高いな~

でもどうしても食べたくなってきました

よし!これで今日は日本酒で一杯


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行者にんにくは東北、北海道で採れる貴重な山菜

コヤギ地方では知らない人も多いみたい

コヤギの祖母が東北の人なので、コヤギにとっては懐かしい春の味

のびるは小さい頃はそこら辺に生えてました

今ではこちらも貴重なものとなりましたね


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ほんの少しの春の山菜

これだけで春気分を満喫しました

幸せだな~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

高湯温泉(福島)その二

雨水の初候

 土脉潤起(つちのしょううるおいおこる)

 

引き続き福島、高湯温泉から

過去記事はこちら

高湯温泉は400年の歴史がある温泉

高い療養効果が知られ、湯治の湯として受け継がれてきました

全ての宿が源泉かけ流し

吾妻の山々に囲まれひっそりと佇む秘湯感溢れる温泉です

 

本日のお宿「ひげの家」

さっそくお風呂へ


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雪景色と白濁のお湯、硫黄の匂いに心身とも解放されます

お部屋の露天風呂
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心地よい疲れが出て夕食までうとうと

 
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夕食は料理長の心尽くしの懐石料理

福島の地酒もありますよ

ゆったりとした時間が過ぎていきます

 

たっぷり睡眠を取ってリフレッシュ

朝起きると晴れているのに、小雪が舞っています

お宿の方いわく、「ここは晴れていますが、山の上は雪なんですよ、いつも山のおこぼれをもらっているんです」

山ならではのお天気なんですね

ちなみに水道水は吾妻山の伏流水!うらやましい

あっという間の一泊旅行

今度はゆっくり二泊したいな

 

〈今回の福島土産〉

時間が無くて売店で物色


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ままどおるは鉄板ですね

〈オマケ〉
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最近のマイブーム、東京駅に行ったら必ず買う「プレスバターサンド」

絶対オススメでーす