歳時記生活―旧暦のある暮らし―

旧暦のある暮らしに憧れて…二十四節季・七十二候を少し感じながら毎日過ごしてみたいと思います

カナブン

二十四節気 大暑

梅雨も開け土用の最中、今が一年で一番暑いときです

七十二候は

桐始結花(きり はじめて はなをむすぶ) 

 

「ミーンミーン」

「ジージージー」

蝉の声が急に聞こえるようになりました

 

コヤギの家の周りは古くからの農家が多く、樹齢なん百年という木もたくさん

木々を通って涼しい風が吹き抜けます

この土地がとても気に入っています

 

カナブン


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木が多いので虫もいっぱいいます

カナブンには毎日最低5匹は出会います

 

マンションの階段に転がっているカナブン

死んではいないけど弱ってる

もうすぐ死ぬんだから自分の好きな所に行けばいいのに…

木の枝で安らかな最後を迎えたいのでは?

なんで、こんなコンクリートの階段に?

見るたびカナブンについて考えるけど、もちろん分かりません


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でも、カナブンは自分で飛んで来る

もしかしたら来たくて来ているのか?

いや、自分ではしたくなくてもそうなってしまってるのか?

コヤギもそうだよ、何となく分かるなー

 

あまりに階段の真ん中にいるカナブン

こりゃ、人に踏まれちゃう

そっと端に移動させます

ごめんね、余計なお世話かもしれないけど…

さすがに踏んづけられて死にたくはないと思うんです

 

年のせいか、自分が死ぬときのことを思い浮かべたり…

カナブンをじっと見つめる時間が年々増えています