歳時記生活―旧暦のある暮らし―

旧暦のある暮らしに憧れて…二十四節季・七十二候を少し感じながら毎日過ごしてみたいと思います

ボジョレー・ヌーボー

立冬の次候

地始凍(ちはじめてこおる)

 

昨日はボジョレーヌーボーの解禁日

この日が来ると、いよいよこれから冬になるんだなぁと感じます

冬は嫌いですが、ボジョレーヌーボーは毎年楽しみ

 

ボジョレー・ヌーボーはフランスのブルゴーニュ地方のボジョレー地区で作られる「新酒」

日本ではバブルの時に爆発的に流行し、以来根付いたそうです

生産されたボジョレー・ヌーボーの半分を日本が輸入しているんですって

日本人が季節を大切にしていて、「新物」が好きな事が根付いた理由かもしれません

 

さてさて、2017年のボジョレー・ヌーボーのお味は…


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とーってもおいしい!

夫と二人で飲むボジョレー・ヌーボー

今年も飲めることに感謝

 

 

 

 

 

山茶花

二十四節気  立冬

七十二候は 山茶始開(つばきはじめてひらく)

 

とうとう冬になってしまいました

冬には悪いんですが、コヤギは本当に冬が嫌い

寒いし、寂しいし、すぐ暗くなるし…

 

憂鬱な気分を吹き飛ばすもの発見!

山茶花がキレイです

花もなくなってくるこの時期

ひときわ濃いピンクが目に焼き付きます


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山茶花と椿の区別は見た目だと難しいですね

でもこの時期咲いているのは山茶花

椿は12月位から咲きます

散るときは「ボトッ」と花が落ちる椿に対して、山茶花は花びらが一枚ずつ散ります

 

冬に咲く山茶花

寒さの厳しい日に山茶花を見ると心が痛みます

寒そう…けなげに耐えて頑張ってるんだね

 

 演歌の名曲「山茶花の宿」

道ならぬ恋と、厳しい冬に耐える山茶花

それなのに燃えるように咲き誇る

山茶花」という花だけで見事に全ての心が伝わりますね

 

やっぱり、冬はつらくて厳しく寂しいもの、というイメージなんですね

 

 それも昭和のイメージだったりして?

冬が楽しく好きな人にはピンと来ないのかもしれません

 

あなたは山茶花を見て何を感じますか?

 

 

 

 

 

 

 

 

信州日帰り旅(その二)

霜降の末候

楓蔦黄(もみじつたきばむ)

 

引き続き、信州松茸小屋バスツアー

過去記事はこちら

メインの松茸小屋のあとは「前山寺」

コヤギは知らなかったのですが、とても有名なお寺だそうです

弘法大師が開いた由緒あるお寺で、重要文化財の「未完成の完成の塔」と呼ばれる三重塔があります


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簡素な佇まいが魅力の美しいお寺

凛とした空気を感じます


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黄色や赤の美しい紅葉

お庭もすごく綺麗にお手入れされて清々しい

 

こちらは「くるみおはぎ」が名物

お庭を見ながら食べられます


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おいしいです!是非食べてください

 お口直しの梅の紫蘇巻き、これも絶品

 

こちらはお土産で買えます

 

お寺の入り口と中に小さな売店があります

コヤギは中の売店でこだわりのお米、外の売店で大きなリンゴを買いました

 

「前山寺」は藤が有名だそうなのでその時期にもまた来たいと思いました

 

〈今回のお土産〉


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おいしい秋どっさり

 

バスツアーだから行き帰りも楽で快適

日帰りでも秋を満喫できました

 場所を移動して、違う空気を吸って…

1日でも本当にリフレッシュ出来ました

やっぱり旅って良いですね

松茸小屋(信州日帰り旅)

二十四節気 霜降

七十二候は 楓蔦黄(もみじつたきばむ)

 

今日は日帰りバスツアーで長野へ

「松茸小屋」で松茸三昧!という企画です

 

「松茸小屋」

松茸の産地で有名な信州上田

赤松林の松茸山にこの時期だけの松茸小屋が数件立ち並ぶそうです

その山で採れた松茸をフルコースでいただける!という事で毎年たくさんの人が訪れます

 

コヤギも初めてなのでとっても楽しみ!

 

朝7時10分バスで出発です

平日ですがバスツアーは満員御礼

年齢層はやや高めです

 

今日は晴天、暖かくて最高の天気

高速道路で走ること3時間ちょっと

車窓からは色づき始めた紅葉が見えます

上信越道上田菅平ICを降りました

 

外の景色は信州らしく、りんご畑が目につきますよ

どんどん山を登って行きます

周りは赤松林です


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かなり急で狭い道を登ったところに松茸小屋が見えて来ました


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自然の中にあり風情がありますね


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野趣あふれる小屋の中で食事です

お腹ペコペコ~


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松茸鍋にはこんなに松茸が!


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土瓶蒸し、茶碗蒸し、天ぷら、松茸ご飯

松茸づくしで大満足

 

この満足感はわざわざ何時間もかけてここにやって来たからこそですね

空気の良い自然の中で食べるのが最高の贅沢なんだな、きっと

 

このあと「前山寺」というお寺へ

期待してなかったのですが、ここがとても素敵なところでした

 

というわけで、次回へ続きます

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ハヤトウリ

二十四節気 霜降

七十二候は 霎時施(こさめときどきふる)

 

秋晴れの次は、1日中雨

秋の天気は目まぐるしく変わります

今日は木枯らし1号が吹きました

 

スーパーの近所の農家の野菜コーナー

過去記事はこちら

野菜も夏から秋へ衣替えされています

 

「ハヤトウリ」

洋梨のような外観

季語は晩秋


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9月から並んでいましたが、食べ方が分からなくて躊躇していたんです

今日は、おばあさんがハヤトウリを手にしていたので食べ方を聞いてみました

「私はぬか漬けにしたりね、生でサラダみたいにも食べられるわよ。炒めてもおいしい」

 

へー!結構普通の野菜なのね

3個100円だし、買って見ました

 

初めてのハヤトウリ

どうやって食べようかな

 

時々めんどくさくて、したくなくなる料理

「疲れたーご飯作るのイヤだなー」

 

でも今日はちょっとワクワクしてきました

 

さてさて、ハヤトウリはどうなったかといいますと…

 
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王道のぬか漬けにしました

パリパリサクサクでおいしい

 

ハヤトウリが小さな幸せをくれました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どんぐり

二十四節気 霜降

七十二候は 霜始降花(しもはじめてふる)

 

いつの間にか、秋の最後の節気

まだ夏服の衣替えも全部終わってないのに

でも、もう暦は冬間近なんですね

 

家の前の樫の木のどんぐりが落ちています


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樹齢何百年の樫の木

過去記事はこちら

大きな大きな樫の木なので、どんぐりもひっきりなしに落ちてきます

「ボーッン」「ボーンッ」

木の下にあるトタン屋根の納屋に落ちる音

夜は少し怖いけど、これを聞くと秋を感じます

 

肝心の樫の木は…


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緑の葉っぱが繁っています

樫の木は常緑樹なので落葉しません

 

冬でも寒々しくないところが良いですね

 

 

 

 

 

 

二十四節気 寒露

七十二候は 蟋蟀在戸(きりぎりすとにあり)

 

  こおろぎのことを昔はキリギリスと呼んでいたそうです

段々と寒くなる季節

虫達も寒くて、暖かい家の中に入りたがっているのでしょうか

 

最近、同じ所にずっといる蛾をよく見かけます


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この蛾はもう3日もずっとそのまま

壁にとまってるんだから死んではないはず

気になって調べてみました

 

蛾は低温になると、活動が出来なくなるそう

動きたくても動けないから、じっととまっています

また暖かくなるのをひたすら待っています

暖かくなればまた飛んで行けるけど、それまでに命がつきるかもしれません

 

気になって調べてしまいましたが、後悔…

そんな蛾を見るたびに、かわいそうな気もするし、悲しいような気もするし

どうにかしてやりたいけど、どうにも出来ません

不幸は避けようもなくやってくる

だまって受け入れて、ひたすら生きる

ただ生きようと頑張るだけ

人間も虫も同じ