歳時記生活―旧暦のある暮らし―

旧暦のある暮らしに憧れて…二十四節季・七十二候を少し感じながら毎日過ごしてみたいと思います

柚子

二十四節気 小雪

七十二候は 朔風払葉(きたかぜこのはをはらう)

平年より暖かい日が続きます

今年はまだ木枯らしも吹いていません

 

でも着実に冬が近づきつつありますよ

自宅窓からの紅葉がキレイになってきました


f:id:koyagi-saijiki:20181128105916j:image

昨年の紅葉の記事はこちら

 

近所の柚子も黄色く実っています

さっそく農家の無人販売で柚子を購入


f:id:koyagi-saijiki:20181127231117j:image

毎年恒例、柚子酢作り

柚子酢の過去記事はこちら

この間知ったのですが、柚子には「トゲ」があるということ


f:id:koyagi-saijiki:20181128112927j:image

動物などに食べられないよう、身を守るためといわれています

でも風に吹かれると、自分のトゲで自分を傷つけてしまうんだとか

 

そうか!だから多くの柚子には傷があるんですね

逆に傷がない柚子は、トゲが他の柚子に当たって自分はまぬがれたとか?

同じ柚子なのに、実った場所や風の向きで傷だらけの人生を送ることになる柚子も…

 

柚子を見ていて、少し悲しいような…でも少し笑っちゃうような…

 

これからは傷のある柚子を買ったらほめてから絞ることにしょう

 

傷だらけだけど仲間を守って立派だったね

今年もおいしい柚子をいただきます

ありがとう

 

 

 

 

ワイン

二十四節気 立冬の末候

金盞香(きんせんかさく)

 

あっという間に暦の上では冬になりました

朝晩冷え込みますが、まだ冬というよりは「晩秋」と言う方がしっくり来る陽気です

 

15日は「ボジョレーヌーボー」解禁日

昨年の記事はこちら

 

秋も深まるこの季節は、ワインがおいしい季節でもありますね

 

この日は山梨のワイナリーへ行って来ました

 

サントリー登美の丘ワイナリー


f:id:koyagi-saijiki:20181117133043j:image

富士山が目の前に見え、眼下にはぶどう畑が広がっています

お目当てのテイスティングコーナー

産地や品種で少しずつ飲み比べ


f:id:koyagi-saijiki:20181117133139j:image

楽しくてつい飲み過ぎちゃいます

普段あまり日本のワインを飲まないので、新鮮なおいしさを感じます

 

〈日本ワイン豆知識〉

・日本ワイン」とは、日本国内で栽培されたぶどうを100%使用して日本国内で醸造されたワインのことを言う

・使われる代表的なぶどうの品種

白ワイン用品種の「甲州」赤ワイン用品種の「マスカット・ベーリーA」どちらも日本固有の品種

 

日本ワインは、最近では海外でも評価が高く

繊細な味が和食にぴったりとのことです

これから注目していきたいな

 

お家に帰って、またまたワインです

今年のボジョレーヌーボー


f:id:koyagi-saijiki:20181117162348j:image

 

今年もおいしいです

 

いよいよ冬が来るんだな

ボジョレーヌーボーを飲みながら毎年思います

今年の冬も無事に過ごせますように

乾杯~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

下田町歩き

二十四節気 霜降の末候

楓蔦黄(もみじつたきばむ)

 

9月に旅行してとても気に入った「伊豆下田」へまたまた一泊旅行です

過去記事はこちら

季節はずれの下田の駅前は、人もまばらで閑散としていました

 

今回は下田の旧市街を歩く旅です

今回の旅の拠点となるお宿は「山根旅館」


f:id:koyagi-saijiki:20181031163349j:image

町の中心部にあり立地抜群

前回地元の方におすすめしていただき、ここに決めました

 

昭和な雰囲気の素敵なお宿、もちろん温泉

優しい老夫婦が経営しています

猫のフクちゃんもおでむかえ


f:id:koyagi-saijiki:20181031163457j:image

「今は静かになったけど、昔は人が多くてね、外がうるさくて窓を二重サッシにしたのよ」と、おかみさん

その昔は行商の人や、企業の営業の人で平日も満室だったそう

 

ここ山根旅館は60年以上続く老舗旅館

おかみさんの話を聞いていると、活気のあった昭和の良い時代が思い浮かびます

 

建物は古いですが、隅々まで清掃が行き届いていて清潔で気持ち良いお宿

素泊まりのみ一人一泊5千円です

親戚のお家にいるみたいでくつろげます

 

さて、夜まで下田の町をブラブラしましょう

 

「旧澤村邸」


f:id:koyagi-saijiki:20181031230540j:image

なまこ壁と伊豆石を使った、歴史ある建築

これが伊豆石、今では貴重です


f:id:koyagi-saijiki:20181101081807j:image

旧澤村邸の隣に見えた大きなすすき


f:id:koyagi-saijiki:20181031230943j:image

素晴らしく立派なすすき!

 

ペリーロードは昔の色町


f:id:koyagi-saijiki:20181101081822j:image

江戸時代から風待ち港として栄えた下田

船で物も人もたくさん集まり、大変賑わっていました

 

「伊豆の下田に長居はおよし,縞の財布が軽くなる…」という唄があるそうです

船から降りた船乗りが色町で散財してしまう場所だったんですね

 

今でもその頃の面影もあって、おしゃれなカフェなどになっています

 

下田の町は歩いていると、お花がきれいに飾られているお家も目につきます


f:id:koyagi-saijiki:20181102124843j:image

こちらは「カフェ」

中は昔のカメラや調度品など、レトロで個性的な雰囲気

おいしいコーヒーが400円でした

 

下田はなかなか個性的なお店も目につきます


f:id:koyagi-saijiki:20181103165712j:image

「福乃家」は古民家カフェのような食堂のような?

中に入るのに勇気がいりますが、猫好きな優しいご主人のお店です

 

昼も営業してるようですが、深夜も遅くまで開いてるよう

コヤギ達は夜11時くらいに行きました


f:id:koyagi-saijiki:20181103171609j:image

 

焼きそばは380円!メニューはなんでも?ありすべて良心的お値段でおいしいです


f:id:koyagi-saijiki:20181103171622j:image

 

ご主人は東京でジャズ喫茶を40年されていたそうです。昔の話や下田の話を色々話してくれました

「下田は静岡で初めて、去年過疎地認定されたんだよ、、地元では話題にならないけど」

なんだか寂しそうなご主人

「観光資源が豊かで良い町なのに…」

 

今日1日歩いた下田

下田の昔と今が交互に頭をよぎりつつ、ディープな下田の夜は更けていきます

 

なぜかとても心引かれる町、下田

また絶対来たい町です

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

二十四節気 霜降

七十二候は 霜始降花(しもはじめてふる)

 

気持ちの良い秋晴れ

昼間は20度くらいで空気はさわやか

ずっとこんな天気が続けば良いな

 

大きな梨を買ってきました


f:id:koyagi-saijiki:20181026232352j:image

「栃木にっこり梨」普通の梨の3倍はありそうです

うちの猫もびっくり

 

今ある和梨はその昔中国から渡って来て、日本で品種改良されたものだそう

旬は種類によって8月から10月

梨の皮の色で「赤梨」と「青梨」と分類されます

 

コヤギの実家のある所は「多摩川梨」の産地

小さい頃は家の周りは梨畑ばかりでした

その頃は赤梨は「長十郎」青梨は「二十世紀」しか無かった記憶があります

今はたくさんの種類の梨がありますね

 

今日のにっこり梨は「赤梨」系ですね

大きいので半分はサラダにしてみました


f:id:koyagi-saijiki:20181026231407j:image

サーモンと梨のサラダ

レモン汁とオリーブ油、砂糖、塩、胡椒であえます

ドレッシングと梨がバッチリ合って、梨の魅力を再発見しました

 

肝心の梨のお味は…

甘くてみずみずしくておいしい!

こんなに大きくても繊細なお味

梨も進化していますね

 

ただ、昔食べた長十郎も無性に食べたくて

探していますが全然見かけません

あのザラザラした食感、でもすごく甘くて…

 

懐かしいけど、もう遠い昔

梨を見ると「年をとったな」なんて思う今日この頃です

 

 

 

 

 

 

 

柿の木

二十四節気 寒露 

七十二候は 蟋蟀在戸(きりぎりすとにあり)

夏は野山にいるきりぎりすが、秋には家の戸口近くまで来て鳴く頃

 

去年の今頃の記事はこちら

 

コヤギはこの七十二候がとても好き

きりぎりすも寒くなってきて、暖かい所を探しているのかな、なんて考えたり…

なんとなく寂しさも感じるのは、きりぎりすの鳴き声が近いということは、命も残りあとわずか

冬の訪れとともに死んでしまうからでしょうか

 

すっかり秋らしい気温になりました

でもこのところ、毎日曇り続きでなかなか秋晴れとはいきません

 

近所の柿の木


f:id:koyagi-saijiki:20181019135718j:image



なんと、樹齢350年だそうです

農家のお家にあり、そこのお婆さんが教えてくれました

 

350年前というと、江戸時代前期くらいからずっとここにいるんですね

人間には思いも及ばないくらい長い間

色々な事を見て、たくさんの人を見守って来た柿の木

今年もたくさんの柿が成りました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドトール限定コーヒー(秋)

二十四節気 寒露

七十二候は 鴻雁来(こうがんきたる)

 

雁が北から渡って来る頃

鴻雁北(こうがんかえる)の記事はこちら

 

まだ夏日もありますが、ようやく秋らしい空気になってきました

ずっとアイスコーヒーを飲んでいましたが、最近はホットを注文する回数が増えました

 

毎回楽しみにしている「ドトールの限定コーヒー」

過去記事はこちら

 

この秋限定コーヒーは茶色とピンクのパッケージが素敵です


f:id:koyagi-saijiki:20181012102302j:image

プレミアムローストブレンドコーヒー

「インドブレンド 信州赤ぶどう」

毎回素敵なパッケージデザイン

見ているだけでも秋を感じます

ふんわりと甘さ香るお味

 

そんな秋のコーヒーと一緒にいただくのは、手作りの「塩キャラメルくるみ」


f:id:koyagi-saijiki:20181012104039j:image

〈作り方〉

・くるみをフライパンで煎る

・お好みの砂糖とバター、塩、水少々を煮詰めてくるみに絡める

・クッキングシートの上で冷めるのを待つ

 

簡単でくるみは体に良いし、おいしいので最近はまってます

 

コーヒーって不思議

日々の忙しさの中、飲んでいるときはゆったりした時間が流れる

秋を感じながら飲むコーヒーで気分はリフレッシュ

 

さぁ、もうひと頑張り

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

付岩洞(ソウル秋旅)

秋分の末候

水始涸(みずはじめてかるる)

 

引き続き秋のソウルの旅

今日は春のソウル旅行でとても気に入った町、付岩洞(プアムドン)へ

過去記事はこちら

秋めいたプアムドンの町

いちょう並木の下には銀杏が落ちています


f:id:koyagi-saijiki:20181006194844j:image


f:id:koyagi-saijiki:20181006194955j:image

まずは念願のチキンの有名店へ

ここ「鷄熱社(ケヨルサ)」はソウル三大チキンと言われていて、週末は行列ができるほどだそう


f:id:koyagi-saijiki:20181006214122j:image

パリっとしてジューシーで本当においしい!


f:id:koyagi-saijiki:20181006214246j:image

もうひとつの名物「コルベンイククス」

混ぜないで食べるのがツウだそうです

そしてチキンに欠かせないビール


f:id:koyagi-saijiki:20181006215410j:image

「チェジュ ウォーター エール」

見たことないビールでしたが、これが本当にうまい!!

行ったらぜひ飲んでみてください

 

大満足のチキンの後は山の上までお散歩です

素敵なカフェ「サンモトゥンイ」


f:id:koyagi-saijiki:20181006225030j:image

ドラマのロケでも使われた人気のカフェです


f:id:koyagi-saijiki:20181006225041j:image

テラス席からの眺めは最高

自然を感じながらゆっくりコーヒータイム

 

この先に渓谷があるというので行ってみることに

山を登ってから少し下って行くと小さい渓谷がありました


f:id:koyagi-saijiki:20181006231443j:image

白砂室(ペッサシル)渓谷

韓国人の友達も知らなかったので、隠れた穴場スポットなのかも


f:id:koyagi-saijiki:20181006231456j:image

水は澄んでいて、小さい魚もいます


f:id:koyagi-saijiki:20181007125105j:image

栗の木に野生のリスもいましたよ!残念ながら写真は撮れなかった

 

本当にここはソウルなの?不思議な感覚

思いもよらず自然の中で、さわやかな秋を満喫しました

 

プアムドン、とっても魅力的で素敵な町

また絶対来たいな