ファスティング
七十二候は 竹笋生(たけのこしょうず)
夏本番も近いので初めての「ファスティング」に挑戦してみました
ファスティングは英語で断食のことです
古来から断食は宗教的、精神的修行などで行われていました
近来は健康、美容、アンチエイジングに効果があるのではと注目されています
今回コヤギがトライしたのは「酵素ドリンク」を飲みながらするファスティングです
準備期2日は野菜中心の食事、中3日は酵素ドリンクと水のみ、回復期2日は重湯やお粥という1週間のメニュー
この間はアルコールはもちろん、コーヒーなどもダメ
毎日晩酌派のコヤギにとってアルコール抜きが一番つらいところです
でも日頃の暴飲暴食で内臓へ負担をかけているので、ファスティングでお休みさせてあげようと思います
その結果、消化吸収や解毒、排毒機能が向上、身体機能の回復が期待できるとのこと
さぁーファスティング開始です!
準備期の2日目で頭が痛くなってきました
これはファスティングには普通に出る症状だとか、我慢我慢
スーパーに行くと、たくさんの食べ物が…
食べられない者の目線から見るスーパーは
なんだか新鮮に映ります!
いつものスーパーとはまるで違う
食品で溢れている店内、溢れ過ぎているようにさえ感じます
スーパーに行ってこんな風に思ったことは初めて…
たった数日で自分の中で意識が変化してるような不思議な感覚
そうして、ファスティングはまだ続きます
さくらんぼ
七十二候は 蛙始鳴(かわずはじめてなく)
近所のさくらんぼの木に今年も実が成りました
去年のサクランボの記事はこちら
花の開花時期にマイナス2度以下になると実が成らないというさくらんぼ
今年の春先も寒かったけど、良く頑張ったね
このさくらんぼの木は持ち主からはほったらかされて、延び放題虫も付き放題
少しさみしい木と思っていましたが、実は毎年たくさんの鳥がこの木を楽しみにしています
花が咲いたら蜜を飲みにくる鳥
実が成ると瞬く間に鳥が食べちゃうんです
なのでサクランボが見られるのはほんの数日
どれどれどんな鳥がサクランボを食べているのかな?
あれ?緑の大きな鳥が!
キレイな緑色、インコみたいです
テレビでやっていたペットから野生化したインコでしょうか
東京でも繁殖して鳴き声や糞の苦情があるとのことでした
でももともと飼っていたインコを人間が捨てたのが原因
インコも捨てられたときはとてもショックだったと思います
ポトッ
器用にさくらんぼの実を食べて種だけ地面に落とすインコ
枝から枝へうれしそうに飛び移っています
ほったらかしのさくらんぼの木
力強く生きてみんなに幸せをくれています
筍梅雨
七十二候は 牡丹華く
ゴールデンウィークの前半はジメジメした雨が続きました
天気予報では「筍梅雨」という表現
筍梅雨とは…
伊豆地方の漁師が、筍の出る頃に吹く南風のことをそう呼んでいたとか
雨を多くともなうことから、いつしか筍の生える時期に降り続く長雨を指す言葉となりました
そういえば「菜種梅雨」というのもあったつけ
菜種梅雨の過去記事はこちら
日本人の季節を感じる感性は本当に繊細です
この他にも梅雨を表す言葉だけでも10数種類もあるのだとか
単に「雨」より「筍梅雨」と呼ぶ方が、見えない景色が浮かんで楽しいですね
今頃筍も雨に打たれて喜んで伸びているのでしょうか
そんな想像をしていたら筍が食べたくて今日は「筍ご飯」になりました
筍ももうそろそろ終わりかな
もうすぐ夏がそこまで来ています
桜鯛
二十四節季 穀雨
七十二候は 葭始生(あしはじめてしょうず)
ポカポカ暖かく明るい日差し
外を歩けばいたるところで花が咲いています
まさに春爛漫
スーパーでも春らしいものが並んでいます
春キャベツ、タケノコ、えんどう豆
お魚コーナーで桜鯛を発見
桜鯛について調べてみました
・桜が咲く頃に出回る、ピンク色の真鯛を
桜鯛と呼んでいる
・真鯛は産卵が近づくとピンクが濃くなる
桜鯛という鯛ではないんですね
鯛の旬は2月から4月と言われていますが、それは産卵に向け栄養を蓄えるからだそう
しかし、産卵間近の桜鯛は卵に栄養を取られるため、一番美味しいとは言えないという話もあるようです
ただピンク色で桜を思わせる桜鯛は日本人にはそれだけでも春を感じるものです
見た目で普通の鯛よりおいしく感じちゃうのも仕方ないことですよね
今日は桜鯛をアクアパッツァにしました
レシピはおびゴハンより
具材と水を入れて火にかけるだけ
素材の味だけでこんなにおいしいなんて!
ときには真の美味しさより、季節の貴重な雰囲気を味わう
それがすごくおいしく感じる
そんなこともあっても良いと思うんです
奥大井の旅
清明の末候
虹始見(にじはじめてあらわる)
引き続き奥大井の旅です
前回の記事はこちら
井川メンパの大井屋さんにお邪魔中、SLの汽笛が聞こえてきました
お店のすぐ裏は大井川鐵道の線路
近くで見ると大迫力!夫と二人で大興奮
千頭の大井屋さんを後に、今日のお宿がある井川へ向かいます
かなりの山道なので暗くなる前に行くのがおすすめです
大西屋旅館
知る人ぞ知る美食の宿
お料理はイタリアで修行された若女将さんが作る創作料理
地のモノにこだわっています
ヤマメのグラタンや紙包み焼きなど、バラエティーに富んだヤマメ料理
ジビエ料理はぜひ!こちらは猪のパイ
ソムリエの資格も持つ若女将さん
貴重な美味しいワインがリーズナブル!
ちょうどフランスに仕入れに行った後だったので、自慢のチーズも種類が豊富でした
美しい山の中にある驚きと感激のお宿でした
またきっと井川に来たいと思います
今度来たときは「南アルプスあぷとライン」に乗ったり、井川湖の渡し船にも乗りたい
自然豊かでとっても魅力ある奥大井、忘れられない旅でした
井川メンパ
七十二候は 鴻雁北(こうがんかえる)
前々から欲しかった「井川メンパ」を手に入れるため静岡県へ一泊二日の旅行へ行きました
井川メンパとは静岡市の大井川上流の山里「井川」で昔から作られているお弁当箱
桧で作る曲物を桜の皮で縫い合わせて、漆を縫って仕上げます
全て天然素材で出来ていて、メンパに入れたご飯は水分が丁度良くなり、抗菌作用で夏もおいしいとのこと
今は作り手の職人さんが二人しかいないので、手に入れるのが困難な井川メンパ
注文して半年待ちが普通です
すぐには手に入らない覚悟で出掛けました
初めて行く奥大井
本当に良いところ
どこを見渡しても一面の茶畑
緑が美しい
大井川、エメラルドブルーです
立ち寄ったのは千頭にある大井屋さん
若き店主が情熱を持って取り組んでいます
運良く工房を見せていただき、井川メンパについて色々お話を伺うことが出来ました
これは見本で、やはり在庫はほとんど無い状態でした
それでも欲しかったお弁当箱はなんとかゲット!ラッキーです
山を越えて来た甲斐がありました~
初めは小判型のお弁当箱を考えていましたが、そもそも井川めんぱは丸型だったというのを聞いて丸いのを選びました
昔は山仕事でお腹がすくため、この弁当箱の蓋にもご飯を詰めていました
10時に器のご飯を食べて、15時に蓋のご飯を食べていたそうです
その名残で、井川メンパの蓋は器が隠れるくらい深いのだと、店主の前田さんが教えてくれました
人々の生活の中から生まれた井川メンパ
決して派手ではないけれど力強さと美しさがあります
手に入れられてとてもうれしいです
「ボォーーー!シューッ」
ん?SLの音だ!
奥大井の旅は続く
お花見
七十二候は 玄鳥至(つばめきたる)
今日は毎年恒例のお花見に行きました
お花見の過去記事はこちら
夫と二人、自転車で行く道も毎年同じ
桜がきれいなのに誰もいない秘密の穴場です
もう満開で散り始めているのかと思いきや、まだ9部咲きといったところでした
今年は開花してから寒い日が続いたもんね
なので、まだ蕾もあるし今日の風で散っている桜も…
本当は満開の時に来たいけど、明日は仕事だし…
満開で暖かくて晴れていて、風が無くて仕事が休みでお花見に行ける、なんていうのはなかなか無いですね
さぁーお弁当にしましょう
今年は韓国ののり巻き「キンパ」
当然ビールで乾杯!
どこからか歌と手拍子が聞こえて来ます
「炭鉱節」「憧れのハワイ航路」「同期の桜」
遠いのでよく見えませんが、歌のセレクトからして80代以上の先輩集団でしょうか?
みんなで歌ってかけ声と手拍子、踊りも出ています
すごくすごく楽しそう
本物のお花見を見たような気がします
目の前の夫もニコニコ
「年取ったらあんな風にしたいね」
あんな風とはどんな風?
でも幸せな空気に包まれていたのは間違いなく感じました
憧れのお花見です