歳時記生活―旧暦のある暮らし―

旧暦のある暮らしに憧れて…二十四節季・七十二候を少し感じながら毎日過ごしてみたいと思います

うぐいす初音

春分 昨日から七二候は

雷乃発声(かみなりすなわちこえをはっす)

春の雷が鳴り出す頃

 

桜を見に神社へ

おとといまで全然咲いてなかったのに

もうチラホラ咲き始めています


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桜は本当にあっという間に咲きますね

 

ホーホケキョ

 

うぐいすです!

今年初めて、うぐいすの初音です

 七二候の「うぐいすなく」は2月初めでした

コヤギ地方では毎年今頃、うぐいすが鳴き始めます

木を見上げます

でもうぐいすの姿は見えません

 

ホーホケキョ

澄みわたって響く美しい声

いつまでも聞いていたい春の声

 

 

 

 

 

 

 

桜つぼみの雨

二十四節気春分

七二候は桜始開(さくらはじめてひらく)

 

近くの神社へお散歩

ここには桜の老木があります

どの位咲いてるかな?

まだ全然咲いていません

 

ポツリポツリ

「あれ、雨?」

ポツポツポツ

雨かと思ったら桜のつぼみが降ってきました

上を見ると…


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鳥がいっぱい!

 

ポツポツポツポツ

鳥がつぼみを落としています

ポツポツポツポツポツ  ポツポツポツ

 

桜のつぼみの雨

 

下を見たらたくさんのつぼみが…


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調べてみると「うそ」という桜のつぼみを食べる鳥

 

あんまり食べられたら、桜の花がなくなっちゃう

少しうらめしく上を見ます

でももう鳥達はいません

あっという間の出来事

 

桜を楽しみにしているのは鳥も人間も同じ…

「うそ」はそれを知っているかのよう 

全部食べないで残してくれています

 

ありがとう

今年も一緒に桜を楽しもうね

 

 

 

 

 

 

 

菜種梅雨

ただいま春分の次候

桜始開(さくらはじめてひらく)

昨日から冷たい雨、真冬に逆もどり

早朝東京でもみぞれが降りました

 

天気予報で「菜種梅雨」というのを知りました

3月下旬から4月上旬に降り続く長雨のこと

ちょうど菜の花(菜種)が咲く時期なのでそう呼ばれているそうです


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梅雨の前に梅雨があったんですね

もう春だな、と思って冬物コートを閉まったとたん冷たい雨

菜種梅雨

これが続くと名残雪なんてことにもなるそうです

 

寒くなってガッカリしていましたが、これも春の合図だと思うとウキウキに変わりました

桜にとってもめぐみの雨ですね

 

 

 

 

 

つくし天国

二十四節気春分

今日から七二候は

桜始開(さくらはじめてひらく)

 

4日程前、東京で真っ先に開花宣言

でも近くの桜のつぼみはまだまだ固そう

 

いつも通る駅までの道でつくし発見!


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今まで気がつかなかった

だってここは…


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ビルの裏にある自家発電の敷地

人が入れないように金網で囲まれています

 

ここならつくしも安心です

踏まれたり、摘まれたりしません

のびのびと楽しそうなつくし達

明るいひざしに照らされて笑っています

まさにつくし天国

 

 

 

 

あさり

二十四節気春分

七二候は雀始巣(すずめはじめてすくう)

 

今日は冷たい風がぴゅーぴゅー

草木や生き物は春を感じているのに…

コヤギはまたまたダウンを着こみます

 

春を探しにスーパーへ

毎日のご飯の食材を買いに行くスーパー

行くだけで季節を感じます

「今が旬!」「新物」 「春」

シールを貼って旬を教えてくれます

 

今日はあさりを買いました

 

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歳時記では浅蜊(あさり)は春の季語

通年出回っていますが、3月から5月が旬

 

春キャベツとあさりのワイン蒸し


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ニンニクと赤唐辛子を効かせて…

春キャベツが柔らかくておいしい

 

春を感じました

ごちそうさま、ありがとう

 

 

 

 

 

白木蓮

春分の初候

雀始巣(すずめはじめてすくう)

 

雀はそこらじゅうにいますが、巣はどこにあるんでしょう

日増しに鳥達の声が存在感を増しています

 

今が満開の白木蓮


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こぶしとよく似ていますが、これは木蓮

こぶしと木蓮の違いはこちら

白木蓮は不思議な花

見る時間で印象が全く違います

 

朝日に輝く白木蓮

夕日をあびて神々しい白木蓮

夜道に真っ白く浮かびあがる白木蓮

写真は青空の下のさわやかな白木蓮

 

心引かれる花です

 

 

社日

二十四節気春分

七二候は雀始巣(すずめはじめてすくう)

 

畑の脇の菜の花がきれい


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今日は社日(しゃにち)

あまり馴染みがないので調べてみました

  •  雑節のひとつで土地の守護神を祀る日
  • 春と秋の2回
  • 春分秋分に一番近い戊の日

 

農耕が暮らしの糧だった頃の日本では、春と秋は大切な節目

春は農作業を始める1年の始まり

秋は収穫の時期

今より社日を身近に感じていたのに違いありません

 

自分で作物を作らなくなり、遠い土地の食べ物も食べられるようになった現代

土地の神様の存在も薄れていくのは当然かもしれません…

 

仕事の帰り道

土地の神様を感じるように歩きます

地面にいるのか?

大地から生える木にいるのか?

空の方にいるような気も…

 

空気を深く吸います

神様、ありがとうございます