歳時記生活―旧暦のある暮らし―

旧暦のある暮らしに憧れて…二十四節季・七十二候を少し感じながら毎日過ごしてみたいと思います

セブ島

 小満

蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ)

 

立夏も過ぎ陽気も一段と良くなってきました

草木も満ち足りた気分でどんどん成長していく季節です

コヤギはこの輝く季節が大好き

 

…ですが、只今フィリピンセブ島です

会社の旅行で初めて訪れています

 

滞在場所はセブシティ

セブというとリゾートのイメージですが、セブシティはマニラに次ぐ大都市

あまりの人と車の多さと雑多な街並みに圧倒されています

リゾートの海は島に渡らなければなりません

 

フィリピンセブ島はもちろん常夏の国

季節がないのかと思っていました

でも実は今がsummerと言って一番暑い夏

4月5月と2ヶ月学校は夏休みだそうです

 

フルーツも一番美味しい季節

街中にもマンゴーの木がありました


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ホテルの朝食もたくさんフルーツが並びます
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やっぱり外はすごく蒸し暑いです

夕方大雨が降りました

南国に来ている実感

 

セブ島は次回も続きます

 

 

 

 

 

 

 

 

筍の季節

立夏の末候

竹笋生(たけのこしょうず)

 

筍は夏の季語

でも野菜売り場に筍が並ぶのは3月~4月

今はもう筍はありません

 

調べてみると

店頭に並ぶのはほぼ孟宗竹(もうそうちく)という品種、旬は3月4月

 
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コヤギの思って いる筍はこれですね

そのあと真竹、破竹などが出てきます

真竹は日本古来の品種で5、6月が旬

18世紀頃まではこれが日本の筍の主流だったようです

 現在ももちろんありますが、スーパーなどで流通はしていないそうです

 

 なるほど…

筍といえば春のイメージなのは、多く出回っている種類が春筍だから

昔は筍といえば初夏の味だったのですね

 

コヤギは今年まだ1回しか筍を食べてないな

本当にあっという間にで出て、あっという間になくなる 

コヤギが忙しいのか

筍が忙しいのか

 

でも実はこれから楽しみにしている筍が…


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根曲がり竹です

東北から毎年お取り寄せします

根曲がり竹のある地域では当然筍は夏のもの

心ウキウキ山に入って筍を探すのでしょう

 

そんなワクワク感も分けてもらいながら食べる根曲がり竹

これがほんと、おいしいんだなー

今年も待ち遠しい

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

赤紫蘇

 

 

立夏、本日より七十二候は

竹笋生(たけのこしょうず)

 

今は苗を植える季節真っ只中、畑は大忙し

赤紫蘇の畑


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5日前に苗が植えられました

ここの赤紫蘇を毎年買っているコヤギ

もちろん梅干しを漬けるため

 

梅干しの過去記事はこちら

赤紫蘇の畑、今日行ってみると


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苗がこんなに育っています!

本当にすくすく伸びて気持ち良い

 

この中のどれがコヤギの梅干しになるのかな

ニヤニヤしながら赤紫蘇を見つめます

あと1ヶ月もしたらもう立派な赤紫蘇に…

 

この時期は毎年慌ただしい

筍もあっという間に竹になるし

短い旬のものがわんさか

そして保存食作り

 

楽しみなんだけど少しストレス

あれもこれも食べたいんだけど

捕まえるのが大変

 

コヤギが忙しいのか

自然が忙しいのか

 

さぁ!短い旬との戦いのスタートです

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

柚子の花

二十四節気 立夏

七十二候は蚯蚓出(みみずいずる)

 

今年初めて蚊に刺されました

ミミズだけでなく、いよいよ虫達の季節

 

柚子の木に花が咲きました

白い可憐な花です


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うちの前の農家の柚子の木

過去記事はこちら

ほったらかしにされている柚子の木

花が咲いているのに、柚子の実が一つ

まだ残っています


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この実は何て思っているのか

「新しい花が見られて生きてて良かった」

「友達がどんどん腐って落ちていくのが

悲しい」とか?

 

コヤギはずっと見てますよ

あなたのことを…

応援したり、心配したり

そして一番楽しみにしていますよ

また今年の柚子の実を

 

 

 

 

猫抜け毛

立夏の次候

蚯蚓出(みみずいずる)

 

青々とした緑、さわやかな風

日増しに夏めいて来ました

 

うちの猫も夏バージョンになりつつあります

冬用の毛から衣替え

毎日こんなに毛が抜けます


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猫の毛が最も抜けるのが春過ぎと秋

換毛期というそうです

特に冬毛はモフモフたくさん抜けます

 

春というよりは、少し暑く感じ出す今頃が一番抜けるような…

 

歳時記には「猫抜け毛」はありません

コヤギは猫の抜け毛が増えると夏を感じちゃうんだけどな

 

それにしても季節を感じて勝手に毛が抜けるなんて…

つくづくすごいと思う

猫は何も考えてないのにね

 

 

 

 

 

 

 

 

空豆

立夏

七十二候は蚯蚓出(みみずいずる)

 今日は真夏のような暑さ

ミミズだけではなく色々な虫も目につきます

 

地元で採れた空豆が出てきました

鮮やかな緑色を見ると初夏を実感


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スーパーでは3月頃から見かけますが、主に鹿児島県

地元農家の空豆を待っていたんです

いよいよコヤギ地方も空豆の季節がきました

 

空豆の季語はもちろん夏

空に向かってまっすぐ伸びるので空豆というそうです

 

サヤから取りだします

サヤの内側はスポンジのようにふわふわ

子供を大切に守っています


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サヤを剥くときいつも思います

空豆さん、ごめんね

せっかくフカフカのお布団に寝てるのに

でもおいしく食べますからね

あと、このサヤも食べる方法ないかしら

 

塩ゆでは2分位がいいような


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茹でたての空豆でビールを一杯

夏がきたのをうれしく思う瞬間

 

 

 

 

 

シロツメクサ

二十四節気立夏

七十二候は蛙始鳴(かわずはじめてなく)

 

蛙は春の季語

春のヒキガエルの記事はこちら

夏に鳴くのは雨蛙でしょうか?

田んぼがあった頃は蛙がたくさんいました

今はほとんど見かけない

 

この花も小さい頃はどこにでも咲いていました

今は探すのが難しいんです
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シロツメクサ(クローバー)

シロツメクサの花が咲いたらさぁ行こうラスカル~♪」

コヤギ世代の方は歌えますよね

シロツメクサと聞くとこの歌が浮かびます

 

子供の頃はよくこの花で花冠を編みました

何も思わずちぎって摘んでたっけ

 

今はとてもじゃないけどかわいそうで出来ません

多分、四つ葉のクローバーを見つけても…

 

シロツメクサの大変さを思ってしまうから

短い時を頑張って生きているものね

 

そんなこと考えたり…

それが大人になるってことなのか