牡丹
春の最後の節気 穀雨
七十二候は 牡丹華(ぼたんはなさく)
近所に牡丹を見かけないので、少し足を伸ばしてお散歩
牡丹を見つけにいきましょう
隣の駅の広い農家のお庭に発見
日差しを浴びて美しく咲いています
近くで見ると大きく存在感があります
昔から花の王様と言われてきた牡丹
こんなに華やかな花なのに、なぜかあまり注目されていないような気がします
この季節はたくさんの花が一斉に咲くから?
藤の花、芝桜、最近ではネモフィラも話題になっていますね
「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」
昔から美しい女性を表す言葉ですが…
ちと、時代遅れ?
こんな言葉で誉める人も誉められる人も今の日本にはいないのかもしれません
牡丹も今は少し時代遅れで人気が薄れているんですね
いいえ牡丹よ、気を落とさないで
いつか絶対あなたの時代が来ますよ
流行は回ってくるというではありませんか
それまでひっそりと、でも華やかな大輪の花を咲かせていてください
付岩洞part2(ソウルの旅)
七十二候は 牡丹華(ぼたんはなさく)
ソウルプアムドンを散策しています
過去記事はこちら
暖かくて本当に良いお天気
ソウルの春を感じながらお散歩
韓国の昔の建築「武渓園」
料亭でしたが再開発で壊されそうになり、この地へ移築されました
街は緑が多く今はつつじが咲いています
坂道が多いので靴はスニーカーがおすすめ
「箸の家」のアガシおすすめ図書館
滝のような噴水があるらしいのですが、テレビの撮影のため見られませんでした、残念
ここプアムドンはドラマの撮影地としても有名で、よくロケなども見られるそうです
尹東柱(ユン・ドンジュ)文学館の上の丘に可愛い看板がありました
「ピョルトゥラク」星のトラック?の意味でしょうか?
入ると素敵なカフェでした
風に吹かれながらひと休み
シャーベットみたいなアイスカプチーノがおいしい
「またプアムドンに来たいね」
夫も笑顔でうなずいています
プアムドン
ソウルなのに、どこか別世界に来たような
懐かしく、ゆったりとした時間が流れる街
美術館や超有名なチキン店など、まだまだ行きたいところはたくさん
絶対にまた来たいな
付岩洞(ソウルの旅)
穀雨の次候
霜止出苗(しもやみてなえいずる)
引き続きソウルの春旅
関連記事はこちら
何度も訪れているソウルなので、今回は行ったことのない場所へ行ってみることに
選んだのは「付岩洞(プアムドン)」
景福宮(キョンボックン)の近く、北岳山(プガッサン)のふもとにあります
開発制限地区であるため、ソウルなのに高層ビルやマンションがない自然豊かな街
昔ながらの住宅地とおしゃれなカフェなどある最近注目のエリア
素敵な建物、何のお店かな?
覗いていると中から可愛いアガシ(お嬢さん)がニッコリ
「箸のギャラリーです、どうぞどうぞ」
中は洗練された空間
店名は箸の家という意味の「チョッチプ」
職人さん手作りの美しい箸がセンスよく飾られています
アガシがお茶を入れてくれました
お茶を飲みながらプアムドンのおすすめスポットも教えてもらいました
コヤギも奮発してお買い物
有名な作家のパク ギレ氏作の螺鈿のお箸
本当に美しいです
一目惚れしたマグカップも
素敵なお店なのでぜひ行ってみてください
おすすめスポットへ行く前に昼御飯
プアムドンの有名店「チャハソンマンドゥ」
老舗の韓国式餃子のお店です
雰囲気のあるお店の外観
化学調味料不使用で全てを手作りにこだわっているお店
これは水餃子
蒸し餃子や餃子スープも人気
野菜の味がやさしくさっぱり、いくらでも食べられそう
お腹もいっぱいになったので、プアムドン散策へ行くとしましょう
次回へ続きます
春のソウル
七十二候は 霜止出苗(しもやみてなえいずる)
韓国ソウルに旅行に来ています
ここソウルも、この春は気温の寒暖差が激しいとのこと
日本と同じですね
去年も同じ時期にソウルを訪れていました
過去記事はこちら
厳しい冬が終わり、待ちに待った春の訪れ
この時期の韓国は空も風も人々も、全てがキラキラとしてうれしそう
街中にはたくさんのカラフルな提灯
聞くと「燃灯祝祭」(ヨンドンチュッチェ)というお祭りのためのもの
旧暦の4月8日のお釈迦様の誕生日を祝うお祭りで、韓国に初夏を告げる風物詩だそうです
今年は5月11日から13日
提灯行列、パレードや色々なイベントが催されます
コヤギもいつかは訪れてみたいお祭りです
夜は韓国の友人といつも行く三角地の「ピョンヤンチプ」へ
ホルモンの有名店ですが、コヤギのおすすめは「チャドルバギ」とホルモンの焼き飯「ヤンパプ」
たくさん食べて飲んで…
お腹はいっぱいですが、ここで終われないのが韓国です
二次会は、地マッコリが安い鐘路3街「ヘンボッカッチッ」
釜山のマッコリ「クムジョンサンソン」
力強い味と飲む度に違う印象
最高です!
そろそろお腹もいっぱい、アルコールもいっぱい
外を歩くと提灯に灯りが、キレイ~
でもね、あーっっー
このままホテルに帰るのももったいないわー
チキンでも食べようか?ビールと一緒に…
ソウルの夜はまだまだ長いんです
菜の花と藤の花
七十二候は 葭始生(あしはじめてしょうず)
水辺に葭が芽吹き出す頃
葭の過去記事はこちら
今年は例年より花の開花が早いそうです
GWに見頃を迎えるはずの芝桜やネモフィラがもう満開だとか
ご近所のつつじもこの通り
お散歩中、めずらしいものを発見
菜の花の上に藤の花
少し咲く時期が違うのに仲良くコラボ
今年の藤の花も少し早めです
藤の花の過去記事はこちら
菜の花もこの季節らしくすくすくと成長
フェンスからはみ出し放題です
コヤギは何もかもが生き生きとする、この季節が大好き
でも、色んな花が一斉に咲くのでもったいなくて、気忙しい
順番に咲いていってくれたら良いのに…
毎年そんなことを思います
たけのこ
七十二候は 虹始見(にじはじめてあらわる)
春、雨上がりに空に初めて虹がかかる頃ころ
2日間冷たい雨でしたが、今日は良いお天気
気温もぐんぐん上がりました
今年の春は寒暖差が激しいです
「雨後の筍」
雨が降ったあと筍が次々と生えてくることから、同じようなものが相次いで現れることの例え
コヤギは雨が嫌いですが、雨は筍にとって大事な恵みなんですね
筍を買ってきました
筍の過去記事はこちら
今年初の筍
糠と鷹の爪を入れて下茹で1時間
筍は食べたいけど、これが大変に感じるのはコヤギだけでしょうか
今日は「おびごはん」で見たレシピ
「若竹焼きつくね煮」
やっぱり筍にはわかめが合いますね
レンコン入りのつくねが最高です
おいしいんだけど、手間隙かかる筍
エイヤッと気合いを入れないと食べられないから余計においしく感じるのかしら
雁風呂
七十二候は 鴻雁北(こうがんかえる)
雁が北へ帰っていく頃
雁は夏場をシベリアで、冬は日本で過ごす渡り鳥です
昔は多摩川でも見られたそうですが、今は宮城県の一部にしか渡って来ないと言われています
雁は群れで行動します
渡りの時V字になって飛ぶと、力を温存して長い距離を飛べるそう
時々先頭が入れ替わる!すごいです
つばめはたった一匹で海を渡りますが、対象的ですね
つばめの過去記事はこちら
速く飛べるわけでも、強いわけでもない雁
仲間と助け合わないと生きられないのかも知れません
渡りの春、群れの一羽が傷ついて飛べないと、その雁の傷が癒えるまでみんなで待っているそうです
とても情の深い鳥なんですね
「雁風呂」
秋の渡りのとき、雁は一本の木片を加えて飛ぶ
その枝を海に浮かべ羽を休めるためだ
やっと日本に付くと浜辺に木片を落とす
そして春になると、またその浜辺で木片を拾い北へと旅立つ
しかし残っている木片がある
浜辺に残った木片は不幸にも死んで帰れなかった雁のものだろう
人々は残った木片で風呂を炊き、雁を供養したという
厳しい渡りをする雁の苦難と命を思う優しい気持ちが感じられる伝説ですね
昔の人達は助け合って生きる雁に、人間に近い親しみを感じていたのかもしれません