樫の木
「芒」とはイネ科植物の穂先にある毛のような部分のことだそう
稲などの穀物の種をまく時期
田植えの目安とされ、農家が忙しくなる季節
ここ3,4日は日差しはあるけれど、風が涼しく、湿気がなくて気持ち良い毎日
もうすぐ梅雨入り…
貴重な初夏のさわやかな日ですね
家の前にある古い農家の「樫の木」
今は若葉が生い茂っています
マンション5階建て位の高さ
樹齢何百年?
持ち主のおじいさんに聞いても確かな事は分からないとか
歳時記を見ると「樫若葉」は夏の季語
本当に青々として美しい
この木はコヤギの心のよりどころ
毎日見上げては話しかけたり祈ったり
毎年カラスの巣が作られます
最近子供のカラスが生まれました
「あ"ーあ"ー」と鳴いているからすぐ分かります
実はこの樫の木の下は「出る」とか
幽霊?亡霊?
タクシーの運転手さんの間では評判らしい
でもコヤギはこの木が大好き
部屋の窓からの眺め
いつもこの木が見える
季節や心持ちで違う景色に見えるのが不思議
なんでもそうですけどね
麦秋
小満の末候
麦秋至(むぎのときいたる)
麦秋(ばくしゅう、むぎあき)
麦の穂が実り収穫のときを迎える頃
麦にとっては収穫の「秋」を表現している初夏を表す季節の言葉
初夏なのに麦秋
言葉だけ聞くとまだ少しピンと来ません
麦が見たくて麦畑を探しましたが、近所にはありません
仕方ないので画像を検索
なるほど!
この黄金色はまさに「秋」の色
すんなり納得
昔々から日本人にとってこの色は秋の色
稲が実りの季節を迎える秋の色
教えられてないけど、確かにそう思います
黄金色の麦を見て、麦の秋と表現するのは当然なのかもしれません
色ってすごいですね
理屈や理由ではなく感じることができる
季節を感じる色をこれから探していきたいと思いました
青もみじ
七十二候は麦秋至(むぎのときいたる)
昨日から急に雷雨になる不安定な天気
今日もザーッと雨が降りました
雨があがったので近くの神社へ
参道に青いもみじが落ちています
和菓子のよう
もみじは秋の紅葉とばかり思ってました
初夏のもみじがこんなに美しいなんて
歳時記を探すと…
青楓というのが夏の季語にありました
かえではもみじと分類学上は同じ
秋に赤くなると紅葉(もみじ)と呼ぶとか…
楓と呼びたいのはやまやまですが、もみじと呼ぶ方がしっくりくるような
青いもみじで検索してみると…
京都では青もみじと呼んで、スポットと見頃情報を発信していました
京都の青いもみじは素敵でしょうね
でもお近くのもみじを見てください
青くて新鮮で緑の良い匂い
秋の紅葉(もみじ)とは全然違う魅力があります
もみじではなく、やっぱり今は楓と呼ぶ方がしっくりくるような気もしてきました
薔薇
七十二候は、紅花栄(べにばなさかう)
旅行に行っている間に季節が進んでいます
なんか毎日があっという間
意識しないと季節も通り過ぎていってしまう
駅までの道を変えてみます
とってもきれいな薔薇を見つけました
レンガ作りのおしゃれなアパートにぴったりの可憐でゴージャスな薔薇
この時期たくさん薔薇は見かけますが
花とお家が見事にマッチしているのが素敵
ここだけイギリスのお庭みたい
調べたら薔薇は夏の季語でした
春や秋のイメージもありますが、品種改良が進んで一年中見られます
薔薇は2万種類以上あって、何の種類なのか見分けるのは難しそう
おもしろいのは花言葉
薔薇の本数により違うんですって
贈り物にするとき調べてみるのも良いかも
駅までの道を少し変えただけで、イギリスの初夏の気分が味わえました
セブ島ビール事情
七十二候は
蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ)
万物が生き生きと成長し、やがて天地に満ちあふれる時期
ただ今フィリピンセブ島セブシティです
昨日の記事はこちら
セブ島、草木は生い茂り、緑が美しい
様々な花や、実がなっています
ここは一年中「小満」のような季節なのかも
そんな南国フィリピンのビールをチェック
ビール大好きなコヤギ、旅行に来たらまずビールをチェックします
フィリピンのローカルビールといえば
「サンミゲル」
こちらはオーソドックスな「ピルセン」
サンミゲルの中では濃いめビール
ビールは瓶の蓋にサビがついている場合があるので、口を拭いてから飲むのかお約束
こちらは「ライト」
さっぱりして水のように飲みやすい
若い店員さんはこちらをイチオシ
どこに行ってもおもむろに瓶で出てきます
ちなみにグラスを頼むとなぜか氷を山盛り入れてくれます
?瓶のまま飲むのが良いのかも…
氷飲んでもお腹は大丈夫でした
こちらは「プレミアム」
置いてないお店もありますがあればこれがオススメ、おいしいです
ホテルのバーで注文しても瓶のまま出てきました
やっぱりその土地に行ったらそこのビールが一番!気温や料理、暮らし、人々の心持ちに寄り添っているのがお酒
その国を知るにはお酒を飲まないと始まりません(コヤギの場合)
そんなこんなでセブシティの夜も更けていきます
セブ島
小満
蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ)
立夏も過ぎ陽気も一段と良くなってきました
草木も満ち足りた気分でどんどん成長していく季節です
コヤギはこの輝く季節が大好き
…ですが、只今フィリピンセブ島です
会社の旅行で初めて訪れています
滞在場所はセブシティ
セブというとリゾートのイメージですが、セブシティはマニラに次ぐ大都市
あまりの人と車の多さと雑多な街並みに圧倒されています
リゾートの海は島に渡らなければなりません
フィリピンセブ島はもちろん常夏の国
季節がないのかと思っていました
でも実は今がsummerと言って一番暑い夏
4月5月と2ヶ月学校は夏休みだそうです
フルーツも一番美味しい季節
街中にもマンゴーの木がありました
ホテルの朝食もたくさんフルーツが並びます
やっぱり外はすごく蒸し暑いです
夕方大雨が降りました
南国に来ている実感
セブ島は次回も続きます
筍の季節
立夏の末候
竹笋生(たけのこしょうず)
筍は夏の季語
でも野菜売り場に筍が並ぶのは3月~4月
今はもう筍はありません
調べてみると
店頭に並ぶのはほぼ孟宗竹(もうそうちく)という品種、旬は3月4月
コヤギの思って いる筍はこれですね
そのあと真竹、破竹などが出てきます
真竹は日本古来の品種で5、6月が旬
18世紀頃まではこれが日本の筍の主流だったようです
現在ももちろんありますが、スーパーなどで流通はしていないそうです
なるほど…
筍といえば春のイメージなのは、多く出回っている種類が春筍だから
昔は筍といえば初夏の味だったのですね
コヤギは今年まだ1回しか筍を食べてないな
本当にあっという間にで出て、あっという間になくなる
コヤギが忙しいのか
筍が忙しいのか
でも実はこれから楽しみにしている筍が…
根曲がり竹です
東北から毎年お取り寄せします
根曲がり竹のある地域では当然筍は夏のもの
心ウキウキ山に入って筍を探すのでしょう
そんなワクワク感も分けてもらいながら食べる根曲がり竹
これがほんと、おいしいんだなー
今年も待ち遠しい